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Published : Eyeshot Magazine #9 STREET FIGHT!

発売からしばらく経ってしまいましたが、EYESHOT Magazineさんに1枚写真を掲載してもらってます。今回はStreet Fight特集なんですが、これが何かというと…Flickrのコミュニティで定期的に行われているストリートフォト同士の投票バトルみたいな企画です。この掲載されている写真も2016年に撮影したものですが、ちょうどそのくらいの時期に結構Flickrにも投稿してて、年間のなんたら賞みたいなものに選ばれた経緯から、今回のセレクトに至ったようです。最近はまったくといっていいほどFlickrも開いてないですが、この雑誌には自分がよく見てたころの懐かしいやつが結構たくさん掲載されてますね。

何かしら視覚的な共通点を持つ写真がセットで左右に掲載されてるんですが、この地味な終末感みたいなもののせいなのか、最終見開きに掲載されています。文化や文脈からは切断された写真群ですが、なかなかインパクトがあって面白いので興味がある方は覗いてみてください。

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4月〜7月の鑑賞記録

世の中揺れてる。揺れてるなぁ。いいところに流れつけ。

■映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」@Amazon Prime Video

評判いいみたいだけどそこまで自分には響かなかった。実話ならすごいけどフィクションならちょっと中途半端というか…。

■映画「エール!」@Amazon Prime Video

評判どおり良かった。アカデミー賞とったリメイク版のコーダも見るか…本筋は同じらしいけどもっといいらしいし…。とりあえずマルキドサドの名前がやたらでてきて耳に残った。

■映画「SKIN」@Netflix

なんとなく結末は読めてきたけど短くて気軽に見るにはいいテンポ。もちろん気軽に見ていい内容ではないのだけれど。

■映画「かそけきサンカヨウ」@Amazon Prime Video

悪くはないけどどこかで見たようなシーンの寄せ集め感が強い。今泉作品はどんどん無難な方向に行ってる気がする。常連俳優の芹澤氏のみが昔のママそこに佇んでいる。

■ドラマ「アップロード S2」@Amazon Prime Video

SFとしての面白さもありつつS1ほどの楽しさやワクワクはかなり減ったような気がする。

■映画「望み」@Netflix

そういう結末か…結果的にいい話っぽくなってるけどそれでいいのだろうか…。

■映画「アメリカン・ユートピア」@Amazon Prime Video

トーキング・ヘッズ等をあまりしっかり聞いてない自分にとってはなんとなくさらっと流し見するだけになってしまった。具体的にアメリカを感じたのは終盤のみかな。

■映画「ミッド90s」@Amazon Prime Video

画面暗くない?うちのテレビのせい?A24らしい洒落た映像表現だけどアスペクト比で時代を表現しようとするのはなんかもういらん気がする。ストーリー等はまぁまぁよかった。ファックシットっていうネーミングのクソさがいい。

■映画「青葉家のテーブル」@Amazon Prime Video

いろんな人が出てくるけど中途半端な描き方になってる人も多かった気がする。青春的なのもいいんだけど、新しさはあまり感じなかった。

■映画「ロープ/戦場の生命線」@Amazon Prime Video

これは邦題がよくないな。原題の「A Perfect Day」の方がいい。画面には最初と最後に表示されたけどタイトルとして認識したうえで見ると皮肉がもっとちゃんと機能したんじゃないだろうか。ただ、ラストシーンを除いてちょっと地味すぎたかな…。設定は面白そうなんだけど…。

■映画「私の少女」@Amazon Prime  Video

ちょっと展開として地味だったか…。ペ・ドゥナは魅力的だけど。

■映画「82年生まれ、キム・ジヨン」@Amazon Prime Video

子育てサポート環境や男尊女卑文化は日本も韓国もかわらず厳しいな…。結果的にポジティブに終わっているけどいろいろ解決してない気がする。

■映画「泥の河」@Netflix

もっとダーティで暴力的なものを想像してたけど、少年を中心としたハートウォーミングなものだった。日本にもこんな時代があったんだなぁ。

■映画「はちどり」@Amazon Prime Video

思春期の少女のさまざまな出来事で構成されてて、一つ一つは地味なんだけど、その繊細な描き方とか余韻の持たせ方?が絶妙に上手かった。なんとなくモヤッと自分の外の世界との距離を感じていって、それが徐々に自分の輪郭になっていく、みたいな感覚。決して幸福とは言えないけど不幸とも言い切れず、でも最終的には人生を肯定できそうないい塩梅の終わり方。

■映画「SNS ー少女たちの10日間ー」@Amazon Prime Video

話題作だったけど特に予告以上の感想はないかな…アプローチしてくるロリコンたちの顔の加工(目と口以外をぼかす手法)の不気味さはちょっと発明的な感じだったけど。

■映画「リトルガール」@Netflix

性別違和はとても切実な問題なんだけど、主人公の容姿も映像の雰囲気も美しすぎて、ドキュメンタリーとしての生々しさやリアリティに欠けるような気がした。あまりそんなスキャンダラスなものを期待すべきではないとは思うけど。

■映画「ドライブ・マイ・カー」@Amazon Prime Video

満を持して見たけど…個人的には期待してたほどではなかったかな…。同監督のハッピーアワーの方が断然残るものが多かった気がする(尺も長かったけど)。異言語での演劇とかモチーフは面白いんだけど、そこからコミュニケーションについて深読みさせたりするのはちょっとストレートすぎる気もした。うーん…。

■映画「子供はわかってあげない」@Amazon Prime Video

話としてはのほほんとした人情青春ものなんだけど、主演のひょうひょうとした感じがよかった。あのひょうひょう感はなかなか出せるものじゃない。ああいう中学生いるよね。

■映画「行き止まりの世界に生まれて」@Amazon Prime Video

先日見たmid90’のドキュメンタリー版みたいな印象。こっちの方がドキュメンタリーなのでもっと生々しいけど。行き止まりから抜け出せたのか、その中でもがいているのか、ラストでちょっと救われた感もあったけどだいたいずっとモヤッとしていた。しっとりした音楽のつけかたが上手かったな。

■ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル S4」@Amazon Prime Video

だいたい色々忘れてる状態からドラマの新シーズンは見始めるんだけど、これも例外ではなく、思い出すところからスタートだったのでかなりスロースターターな印象だった。ラストでようやくいろいろ動き出した感はあったけど印象は薄いシーズン。

■映画「17歳の瞳に映る世界」@Amazon Prime Video

青春の地味で苦いところだけ眺めてる感じだな…とりあえずお疲れ様、と言ってあげたい。

■ドラマ「ベター・コール・ソウル S6 前半」@Netflix

オザークと違って応援したくなる主役夫婦だなぁ…。最終シーズンだけあって後半に向かってバチバチつながっていく感じもよい。

■ドラマ「オザーク S4」@Netflix

ついに終わっちまった…。実はS3くらいでちょっと飽きてきてたんだけど、S4は結構ずっと集中して見れた気がする。容赦なく主要人物が死んでいくからかな。でも結局主役夫妻は好きになれんかったな…厄介なだけ。ベター・コール・ソウルの愛嬌ある二人とは大違い。

■映画「パピチャ 未来へのランウェイ」@Amazon Prime Video

事実ベースらしいからそのためかもしんけど、やや盛り上がりに欠ける悲しいだけの映画だった気がする…。ファッションショーがひとつのキーポイントだけどあんまりその意義とかも感じられんかった。

■映画「さがす」@Amazon Prime Video

よくできているようで都合よくストーリーが絡み合う感じはちょっと残念。最後の卓球のCGっぽさとかも気になると気になっちゃう。

■映画「空白」@Netflix

さがす、と同じ女優が全然違うキャラで登場してて差がありすぎた。全体的に善意が絡まってモヤモヤする感じはアスガー・ファルハディ作品みたいでいいんだけど、終わり方がちょっと中途半端な気がした。

■映画「ちょっと思い出しただけ」@Amazon Prime Video

主役ふたりともいい役者だなぁ。時系列はもっとシンプルでもよかった気がする。ジム・ジャームッシュからのオマージュシーンもあったけど、ジャームッシュ感があったかというとそうでもないのかも。

■映画「ザ・モール」@Netflix

北朝鮮関連の組織や人に近づいていろいろ晒そうとするドキュメンタリー。これだけ顔晒してやるのもすごいなぁ…。この後暗殺されたりしてないだろうか。

■映画「私をくいとめて」@Netflix

綿矢りさ×大九明子作品としては勝手にふるえてろの方が上手くまとまってた気がするなぁ…。近しいテイストではあるものの今作は展開的にスッと入ってこなかった印象。中盤の吉住→のんのシーンはよかった。のん自体は全体的によかった。

■映画「フランク」@Amazon Prime Video

設定の奇抜さでお!となるけど話が進むに従って地味に収束していく感じで残念だった。

■ドラマ「ストレンジャー・シングス S4」@Netflix

完全に惰性で見ていることを自覚している。よくないな、こういう見方は。前シーズンでも思ったけどファンダム向け感が強すぎてなんか虚しくなる…。色々な人間関係を描いているけどスカスカな感じというか…。10代で見てたらもっと印象違うんかなぁ。

■ドラマ「ザ・ボーイズ S3」@Amazon Prime Video

ストレンジャー・シングスと違って時代の空気を反映しようとしている感じがビンビンでいい。ちゃんと今見るべき内容、という感じがする。視野広い感じっていうか、(グロかったりエロかったりするけど)結果的に誠実な内容、というか。でもあまり長引かせずに次のシーズンくらいで終わらせてほしい。

■ドラマ「ユニークライフ S1」@Netflix

決して派手ではないが自閉症の主人公を取り巻く人間模様が面白い。1話が短いのもいい。ただし、吹き替えのクオリティーは最悪。

■映画「ロゼッタ」@U-NEXT

この説明が少なくて行間で見せる感じ、なんとなく久しぶりだなぁ。カンヌ受賞はわかるけど、もうちょっと引っかかりというか展開の広がりみたいなものがほしかったな…。ずっと閉塞感…。

■映画「テルアビブ・オン・ファイア」@U-NEXT

ドラマ制作を軸に周辺の人間がいろいろバタバタして…という三谷幸喜的な設定は面白いんだけど、何かが足りない気がした。上から目線な言い方だけど、ツメの甘さというか…脚本家が出てくるのにそこが甘いと言うか…。

■ドラマ「ユニークライフ S2」@Netfilx

なんと吹き替えに不満をもっていたらシーズン2から無難な感じに変わってた。まぁよし。内容は前シーズンに引き続き安心して楽しめる感じ。日常が舞台だから大事件は起きないけど、もうすこし何か大きなトラブルが欲しくなってしまうのはいろんなジャンルの映画やドラマの見過ぎか。

■映画「パリ、テキサス」@U-NEXT

何回かに分けて見たからかもしれないけれど、序盤と終盤がつながってるけどつながってない感じというか、前半の展開が置き去りにされているような印象だった。ドラマ的に区切ってもっと長く見つめるほうがいい感じのストーリーかも。

■リアリティーショー「バチェロレッテ S2」@Amazon Prime Video

うーん、という結果ではあるけど、全体的に無難な展開。過激さを求めるべきではないのかもしれんけど、普通に進行すると退屈してしまう。

■映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」@U-NEXT

いい話ではあるんだけど、なんとなくそういうモードに入るまでの時間が長すぎる気がした。

お別れの1曲はペンペンズの懐かしのやつ。最近MVができたみたい。このギターはやっぱりかっこいいなぁ。

Featured : Process of Elimination on "Harvard Business manager"

ドイツのビジネス系WEBマガジンおよび雑誌の”Harvard Business manager”さんの特集にProcess of Eliminationの写真を使ってもらってます。あくまでも挿絵的な感じだけど。ビジネスにおけるリーダーシップについての特集だとか…。コンセプチュアルな写真家に声を掛けてます、みたいな選出動機は嬉しい反応だったな。