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5月の鑑賞記録

iPhone6sがそろそろ限界っぽかったのでバッテリーとディスプレイを非正規店で交換しました。うまくいけばあと1~2年は延命できる気がする。携帯代は夫婦で計3000円ちょいに抑えられているので今後もここは節約したい。はい、5月はGWの続きからスタートなのでMCU予習期間でした。


■映画「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」@Amazon Prime Video

先月に引き続きGWの宿題的な。でもこのあたりからMCUの世界観とかつながりがわかってきて面白くなってきた。これまでアクション中心にしか見れてなかったけど登場人物の相関とかルーツが見えてきたからかな。


■映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」@Amazon Prime Video

これはなんかちょっと毛色違ったな。宇宙が舞台だからかよりSF的っていうかSW的っていうか。思い出のカセットがキーアイテムになってて古めの歌が効果的に使われているのが良かった。特にI Want You Backとかね。宇宙ではすごくユーモラスに響くね。


■映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」@Amazon Prime Video

一部のブログとかによると駄作的な評価らしいけど結構楽しめた。ビジョンが登場したときの違和感もすごかったけど。


■ドキュメンタリー「平成サヨナラ歌舞伎町」@テレビ地上波

ここらでちょっと一息毛色の違うものを、ということで録画してたドキュメンタリーをみた。以前ネットでも見た写真家が主役で、変わりゆく歌舞伎町を紹介してたんだけど遠くに身を置く立場としては浄化されて良かったんじゃない?って気持ちも強い。ただここからはじかれた人たちの行き場も必要だよなぁ…。


■映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」@Amazon Prime Video

ただの仲間割れ映画とも言われてるけど結局この溝は長い間埋まらんのよね。ヒーローはどこまでの被害を許容するか、って問題はなかなか難しいな…。スケールのでかいトロッコ問題的な?でもこれだけビルとか壊しまくっといて被害とか気にするんだ、ってところは意外だった。敵側のモブキャラはガンガン殺してるやん…。


■映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」@Amazon Prime Video

そしてまた舞台は別の星のファンタジーの世界へ。これはもしかしたら見んくてもよかったかも。ファンタージエンのことをちょっと思い出した。



■映画「ブラックパンサー」@Amazon Prime Video

今度はアフリカへ!舞台を変えながらもうネタ切れか、って感じもしたけどこれは結構良かった。MCUとしてではなく単体で見ても楽しめると思う。主人公の妹がいいキャラしてるね。Die AntwoordのPitbull Terrierをちょっと思い出した。


■映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」@Amazon Prime Video

こんな終わり方したら次作気になるやん!っていう感じだけどこういうショッキングな終わり方もモヤモヤして悪くない。サノスの人口半減策は果たして得策か、っていう議論がtwitter上とかでも繰り広げられてるみたいだけど、個人的には完全に否定することもできないな、っていう立場。


■映画「アントマン&ワスプ」@Amazon Prime Video

最後までワスプがなんなのかよくわからんかったけど量子論とかそういうキーワードのでてくる世界は好きです。結構サブキャラなんかな、って思ってたけどエンドゲームからの視点で見るとアントマンすごい重要なんよね。ミクロキッズのことも思い出した。


■映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」@映画館

そりゃあグッと気持ちも高まりますわ、っていう展開。だけど好きなシーンはトニーが父親に会うところとかキャプテンが老けて現れたりとか…つまりあれだ、結局BTTF的なものが好きなんだ。よくすべての伏線をうまくつなぎ合わせたな…。最後までストレンジのことは好きになれんかった。


■映画「スパイダーマン/ホームカミング」@Netflix

順番的には逆なんだけどエンドゲーム後に見てしまった。こうしてみるとこれは結構MCU色強いな。単体ならアメイジングとかの方がいいかも。机の人のデブはいいキャラ。



■映画「アイスと雨音」@Amazon Prime Video

ちょいちょい流行る全編1カット映画。でもこれは1カットでやるべき内容だったのかな…結局1カット大変そう、っていう感想が先に出てくるのならあまり意味なかったってことよね。個人的にはヴィクトリアの方が全然よかったな。そもそも同じ土俵じゃない気もするけど。ほら、もうこういう1カットの話ばかりになっちゃうじゃん。

■映画「誰も知らない」@Amazon Prime Video

たぶん3回目くらい。あらためて見ると子どもたちの自然な感じがいいね。同じ子どもが主役の是枝映画でも「奇跡」は全然ピンとこなかったからやっぱこっちの方がいい。ドキュメンタリー畑の監督なりの演出法がここにはうまく活かされてるんだろうね。あらためて見るとタテタカコ結構でてるな…。以前は聞き取れんかったけど「異臭を放った宝石」って歌ってたんやね。

■アニメ「ボージャック・ホースマン シーズン1〜3」@Netflix

いったんMCUの山を越えて全然違うのが見たかったのでサウスパークとかシンプソンズみたいなやつ探しててたどり着いたのがこれ。もともと眼中になかったけど結構評判いいんやね。数話はなんとなく見てた感じだけどだんだんこの人間味あふれる馬にはまっていった。会話はアメリカンアニメらしい軽快でシニカルな感じだけどキャラクターみんなが悲哀を背負ってる感じがいい。あとはどうでもいいような設定がちゃんとずっと引き継がれてて後々伏線として絡んでくる感じとか。そもそも動物とか虫とか人間が対等に暮らしてる世界がいい。シーズン3のラストシーンはちょっとぐっときた。

■雑誌「newgengo 令和」

とりとめもない言葉たちが連なって…もやっとするけどやっぱりこれはこれで現代的な若者の象徴ではあるんだろうね。雑誌だけど…ツイッター的な読後感。とりあえずあと30年間寝かすか。

■エッセイ?「一般意思2.0/東浩紀」

やっぱりこの人の本はわかりやすいな。わかりやすいっていうか丁寧に丁寧に一つのことを伝えようとしてるからじっくり理解できる。賛否両論あるみたいだけど、こうして新しい社会のあり方を考えるのは非常に大事だな。具体的な提案はちょっと弱かったけど一般意思2.0の概念くらいはつかんでおくと視野が広がりそう。

■映画「夜空はいつも最高密度の青色だ」@Amazon Prime Video

詩の映画化ってどんな感じやろ、って思ってたけど想像以上に詩の違和感が強かった気がする。時代のせいなのかな?寺山修司とか園子温の映画のポエム的な感じは”そういうもの”として受け入れられるけどそれはもう現代的には響かない言葉なのかも。最果タヒもやっぱりSNS時代の詩人、っていうイメージが強い。

■論考集?「インスタグラムと現代視覚文化論/レフ・マノヴィッチ」

本編について「うーん…まぁそういう感じかなぁ。」各者論考について「うーん…まぁそういう感じかなぁ。」という感じで自分にとっては有用な意見と出会うことはできなかった気がする。

■メディアアート展?「オープン・スペース2019 別の見方で」@ICC

プチ東京出張のついでに。初めてICC行ったけどシンプルに楽しめた。AIに認識されないように描くポートレート、紙を前提としない新しいコマ割りの漫画表現ハイパーフレーミングコミック、無響室で聴く22.2チャンネルの音楽作品、視線入力装置による3次元空間への描画体験などなど興味深い作品が多くあった。一方で以前の展示について議論されている作家と学芸員、母体となる企業の一件も目を反らせない問題。>>こちら

■美術展「百年の編み手たち」&「MOTコレクション 第2期 ただいま/はじめまして」@東京都現代美術館

こちらも東京出張のついでに。でもさすが100年というだけあって作品も膨大に展示されていて疲れた。尖ったコンセプトがあるような展示ではないので、タラタラ歩きながら作品の印象や固有名詞を脳にゆるく入れていく感じでいいかな。いつかなんかの種になるかも。どっちの方の展示だか忘れたけど未就学児(知識のない子ども)に自分の体の中を想像で描かせる、っていうプロジェクトが面白かった。あとコレクション展で見た中園孔二の絵画も気になったので画集をポチった。

■写真展「NO PARKING/井上雄輔」@ IG Photo Gallery

こちらも東京出張のついでに。コンセプトも展示方法も含め非常に興味深かった。あるルールを設けること以外に作者の意図が入らないようにすることで、逆に浮かび上がるアノニマスな街の姿、とでもいう感じかな。ベッヒャー時代からあるような考え方だけれど、まだまだ発展していく気もするので期待したい。

お別れの一曲はボージャックホースマンで使われていたCourtney Barnettのやつ。Netflixの海外ドラマとか見てて思うけどBGMの使い方が日本のドラマとはなんか違うよね。日本のドラマのBGMってスポンサーの匂いがしてなんか入り込めない。