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2〜4月の鑑賞記録

ようやくSpotify使い始めました。まだ無料期間だけど…これは継続しそうやね。便利で手軽で…一部のマニアックなやつはないけど昔みたいにそういうのを漁る感じでもなくなってきてるし(大学時代は聴きにくそうな音楽に耳を鳴らそうと頑張ってた)。新しい世代のミュージシャンは結構サブスク前提でやってるしね。慣れたらもっといろんなプレイリストとか探してみようと思います。

■アニメ「ボージャックホースマン シーズン6(の後半)」@Netflix
いやぁ…終わったな…一気見したシーズン3〜5くらいはちょっと中だるみしてたけど(主にこっちの見る姿勢として)、Mr. Blueが流れる終わり方はすごくよかった。キャロラインにもダイアンにもいい感じで別れを告げてそれでもモヤモヤしたまま人生が続いていく感じ。いい。ダイアンは吹き替えの声優も良かったなぁ。

■ドラマ「グッド・プレイス シーズン6」@Netflix
これも最初は好きだったんだけどだんだん興味失っていっちゃったな…もう1回見たらまた違う感情が湧くかもしれんけどシーズン1くらいでうまくまとめてくれたらよかったのに。

■映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」@Netflix
さすが山戸監督作品(別にいい意味ではない)!原作知らんけど山戸カラーが強すぎて本筋よりも世界観と対峙してる感じですごかった。嫌いじゃないけど好きでもない。特殊な作風の監督だとは思う。ポスト園子温的?というのが個人的な感想。

■映画「ゲット・アウト」@Netflix
いい感じの不気味さで黒人差別なのかそうでないのかも曖昧なまま…モヤモヤしたまま終わっちゃった。このモヤモヤはあまり好きじゃないモヤモヤ。あまり継続して考えようと思えない感じ。話題になる感じもわかるけど…うーん…。

■映画「ユージュアル・サスペクツ」@Netflix
ずいぶん前に見て以来2度目。これは有名などんでん返し系映画だから2度目はどうだ、って思ってたけどほぼ忘れてて半分くらい見てだいたい思い出した。カイザー・ソゼ、って響きがすごく懐かしかった。でも1回見ればいいな、こういう映画は。伏線回収系はすげー!って言われがちだけどそういう作り方をすればいいだけだし…面白いけど深くは好きになれない。

■映画「ザ・スクエア 思いやりの聖域」@Netflix
アマゾンで金払ってみようと思ってたらネトフリに来てた。見た後で知ったけどこれカンヌ獲ってたんやね。もっと現代アート業界の裏側をあばくドキュメンタリー寄りの作品かと思ってたけど、印象としては同じくカンヌ獲った「わたしはダニエル・ブレイク」に近い感じ。決してどこにも悪意なんてないけどみんな不幸になっていく…世界の縮図みたいだな…これはいいモヤモヤ。

■映画「彼の見つめる先に」@Netflix
地味だけどとてもいい観後感だった。ゲイに特別な偏見も親近感もないけれど必然的にゲイを描いた作品を見るときはマイノリティな個を見つめることになるので、なんか肯定的になっちゃうのかもしれん。そういう風に物事を見るのもどうかと思うけどマイノリティな対象はただそれだけで興味を持つ価値があるような気がする。また価値とか言っちゃうのもどうかと思うけど。見えない世界での性別って…見える世界のそれとどう違うんだろうなぁ…。

■映画「レザボア・ドッグス」@Netflix
これもまた昔見て以来2度目。ユージュアル〜に似たところもあるけれどこちらの方がシンプルでいいな。タランティーノも初期のやつしか見てないから最近のも色々見てみたい。ただ、だいたい長いんだよな。

■映画「この世に私の居場所なんてない」@Netflix
思ったよりグロい表現が多かった。まぁまぁ。そこそこ応援したい感じのキャラクターたち。

■ドラマ「ノット・オーケー」@Netflix
「このサイテーな世界の終わり」の監督や「ストレンジャーシングス」のスタッフということで安心して見はじめて、まぁまぁいい感じでシーズン2も見たくなる感じだった。ただこういうシーズン2つくる前提みたいなストーリーならもうちょっとたまってから公開しても良かったんじゃないの。「このサイテーな〜」の方がいまのところすべてのおいて上な感じはしてる。

■映画「マイ・インターン」@Netflix
ほのぼのした感じで安心して見れる感じ。コメント短いけどよかったよ。

■映画「キングオブコメディ」@Amazon Prime Video
デニーロつながりでこれも。あまり意識せず見たけどこれってかなりジョーカーの元ネタ的な感じなんかな。もちろん時代も違うし描こうとしてるものも違う気がするけど設定は近い気がする。ただこれはハッピーエンド的に終わって良かったのか…。もっと違う終わり方であるべきな気がしてしまった…。スコセッシ映画もっと見たいな…ただ、だいたい長いんだよな。

■エッセイ「ゆるく考える/東浩紀」
適度にゆるいんだけど考える内容が哲学だったりするのであまり気軽な印象はない。あとはよくもわるくも寄せ集めなのでガツンとした何かは残らなかった。前に読んだ「テーマパーク化する地球」の方がテーマが明確でよかった。まぁあくまでもゆるくね。

■小説「未来職安/柞刈湯葉」
久しぶりに小説読んだ。だいぶライトな読みやすいSFだけど。あまり大きな事件とかはないけど近未来のAI化した世界の職安、っていう設定を見ていくだけなんだけど面白かった。どの小ネタも未来にありうる感じがしたし、この世界にはこの世界なりの人生とか青春みたいなものがあるんだな、って気がした。たまに漢字とか言葉の重複とか気になるところはあったけど概ねよし。横浜駅SFも見てみようかな。

■対談集「欲望会議 超ポリコレ宣言/ 千葉 雅也、二村 ヒトシ、柴田 英里」
ゲイ哲学者、AV監督、炎上フェミニストによる主に性欲をめぐる対談。ポリコレと個の関係を考えるうえでとても興味深い内容だった。性欲ってすごく動物的であり人間的だと思うんだけどポリコレって行き過ぎるとそういう性および生をどんどん縮小させていっちゃうんだなぁ…。ポリティカルが意味する政治とは何のための何なのか…。

■ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン1」@Amazon Prime Video
面白いとの評判を聞いて。たしかにみんなキャラが魅力的だしコメディアンの話だからか会話のやりとりがいちいち面白い。ただし50年代という時代背景があるとはいえ女性の権利とか強く主張されても生活が華やか過ぎて共感しにくい感じもする。ユダヤ人とかについての知識はもっと知っとかんと楽しめんかもね。

■講義録「新記号論 脳とメディアが出会うとき/石田 英敬、東 浩紀」
たぶんすごく興味深いことが書いてあるんだけど1割くらいしかわからんかった。1個1個の前提を積み重ねていかんとその延長で語られる議論はちんぷんかんぷんだわさ。文字の構成要素は自然の造形物と近しい割合で構成されている、っていう発見は序盤のハイライトにして自分にとってはクライマックスだった。

■アニメ「映像研には手を出すな!」@地上波
なんか世間で盛り上がってるので。ストーリーの大筋は大したことないんだけど、登場人物のアニメ好きを通して製作陣のアニメ愛が伝わってくるような気がしていいね。もともと漫画が原作だからちょっとズレた感想かもしれんけど、アニメ作りの話をアニメにすることでかなりメタ視点で見ざるを得ないので入り込めんかったような気もする。あとはメタ化した世界観によってそのメディアの終焉を感じてしまうような気もして寂しい。

■映画「28日後…」@Amazon Prime Video
コロナの件もあったのでゾンビ映画が見たくなり選んだのがこれ。だいぶ前に見たことあってもっと面白い気がしてたけど物足りないまま終わってしまったような印象。もしかしたら続編の28週後の方が好きだったのかな…。ゾンビが速いのはいい。

■映画「ラッカは静かに虐殺されている」@Amazon Prime Video
イスラム国関連のドキュメンタリー。あまり特筆すべき感想を抱けなかった。

■エッセイ「人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても/戸田真琴」
文章には定評があるAV女優のエッセイ。決して嫌いではないんだけど、この人の文章は括弧付きの丁寧な文章を書こうとしすぎているような気がして、その向こうにある人間性が逆に見えなくなっているような気もする。まぁ対人的なパーソナリティの在り方とかがそもそものテーマな話ではあるんだけど。映画評の方がいいかな。

■ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン2&3」@Amazon Prime Video
続けてミセスメイゼルのシーズン2と3。安定感のある面白さ。ミッジよりスージーの人生の方が気になるな。こういうアメリカのドラマばっかり見て育つとああいう皮肉っぽい気の利いた会話ができるようになるんかね。

■映画「天国はまだ遠い」@vimeo
なんか無料公開されてたので。死人の霊がずっと取り憑いているとかいないとかのシチュエーションは面白いけど、何かが物足りなかった気がする。演技力なのか…いや、何か別の何かのような気がする。

■映画「コンテイジョン」@Netflix
これも今流行り?のパンデミックもの。たしかに現在の世界の状況にとても似ている。でも映画的な面白さはあまりなかったかな。公開当時に見ていたらもっと物足りなく感じていたかもしれない。

■映画「バットマンビギンズ」@Netflix
ジョーカーをちょっと前に見たけど、その後にあらためてノーラン3部作を見直そうと思いまして。これも以前見たけどこういう話だったっけ?という感想。もしかしたら見てないのかも。ジョーカーも登場せず、やはりこの先へとつながる序章、といった位置付けだと思うのでそういう印象だった。

■映画「あとのまつり」@vimeo
こちらもなんか無料公開されていたので。背景はよくわからないけど学生ががんばってつくった映画、みたいな印象。20分くらいの短さだけどそれで十分な気がした。

■映画「ダークナイト」@Netflix
葛藤するヒーローってやっぱいいね。アンパンマンももっと思い悩んだらいいと思うよ。そういえばこのジョーカーと先日見たジョーカーは一応同一世界の物語ではないんだな…近しい時期に見てるから重なるけど重ねると矛盾があって気持ち悪い。

■映画「ダークナイト ライジング」@Netflix
これも見たつもりだったけど見てなかったわ。キャットウーマンはあんまりキャット感ないな。いろんな登場人物の葛藤もあるけど今回はスケールのデカさが目について…前作の方が良かったな。

■映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」@Netflix
安定して楽しいこのシリーズ。でも古き良き、の延長にあるこういう家族像ももうファンタジーの世界になりつつあるのかもな…。蒼井優が聖人すぎる感じが特にファンタジー感増幅してるのかも。とりあえずもっと寅さん見てみようかな。

■映画「イエスタデイ」@Amazon Prime Video
突然ビートルズのない世界に入っちゃう話。ズルいビートルズの使い方だけどまぁいい話にはなるわな。

■映画「恋は雨上がりのように」@Netflix
漫画原作の映画を漫画を読まずに見るとこういう感じなのか、という感想。漫画チックな世界が違和感あった。ラブストーリーとしてさほど特別なものはなかった気がする。

■映画「岬の兄妹」@Amazon Prime Video
自閉症の妹に売春させながら暮らす兄妹の話。どうしようもない生活の中にも希望はあった気がする。そんな生活したくないけど。

■ドラマ「ベターゴールソウル シーズン1〜5」@Netflix
去年一気見したブレイキングバッドのスピンオフ。だけど本編を超えたぞ!的な感じで評判もすごくよかったのでみてみた。たしかにあのBBの世界なんだけどこっちはもっとまったり人間関係を追いかけていく感じやね。ジミーとチャック、ジミーとキム、どちらもすっきりはしないけどいい人間ドラマが見れた。最終シーズンはたぶん来年になるだろうけどシーズンごとにどんどん盛り上がっていく感じがあるからすごく期待できる。Twitterにも書いたけどこういう海外ドラマはBGMの選曲がいいよね。仕事が上り調子のキムと堕落していくジミーを画面2分割してSomething Stupidが流れて…っていうシーズン4のシーンはすごくよかった。さらにシーズン5でも同曲のハミングバージョンで2人はまた再開して…っていう流れもよかった。よかった。

当初今回のメモをつけはじめたときは2月上旬でまだまだコロナとか小さいニュースのひとつのような気がしたけどこの数ヶ月でガラッと世界が変わってしまったな…。とりあえず家にこもって生きてます。この先もどんどん苦しい状況になっていくと思いますが、みなさまもどうかご安全に。五輪は早よなくせ。中止だ、中止。