ロンドンの写真家David Solomonsが運営するBump Booksからzineを出しました。ポツンとしたシリーズのやつです。1冊約800円で5冊買えば全世界送料無料なので他の人のも色々選んでみてください(とはいえサンプルいっぱいもらったので自分のやつはお会いする機会があれば差し上げます)。
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Information : サイトリニューアルしました
サイトをリニューアルしました。深い理由があるわけではないのですがPeter De Kromのサイト見てたらシステム的に(SquareSpaceというところのやつです)使いやすそう、と思ったのと、以前使っていたformat(というサービス)の一部に不満があったためです。参考までにこだわったポイントとそれに伴ってウダウダ考えたことをまとめました。
■システム関係:
◎SquareSpaceを選んだ理由…PC、タブレット、スマホなど、各環境においてベストなレイアウトで表示できるから(レスポンシブデザイン)。コンテンツのセンター寄せ表示など、大きさ以外のバランスも調整が可能であること。PCでもブラウザのサイズにあわせた表示ができること。実は以前のformatのときもこの観点で選んでたんだけど写真の表示サイズがどうしても小さくなっちゃうのが悩みどころでした。PCメインでスマホはオマケ、っていうやつも多い中で比較的SquareSpaceはスマホなどにも配慮が行き届いているように感じます(限界はあるけれど)。まぁPCで見れればいいんだけど自分がスマホで人のサイト見ることもあるので逆もあるかな、と。
◎価格→formatは画像枚数の上限的にどうしても高いプランになっちゃってたのでそれに比べたらSquareSpaceの一番安いプランの方が安い(月$8)。まぁこれは使い方次第だけどこのプランを選んだことで上限20ページまで、っていう縛りができてサイト全体のシンプル化の方向に考えもシフトしていきました。結果的にはよかったかな。
◎シンプルなナビゲーション→浅い階層のページにすべて配置できるように。ただしゴチャゴチャしてわかりづらいのもアレなので最低限のカテゴリもわかれるように。すっきりしました(よね?)
■肩書きについて:
この度、肩書きをSelf-Documentary Photographerと名乗ってみることにしました。普段参加しているコミュニティ的にはStreet Photographerっていうのがちょうどいいんだろうけど…Streetってなんだ?っていうのが自分のなかでもずっとひっかかってましたので。以前どこかで書いた気がするけどStreetの写真って聞くとHip Hopとかスケボーとかグラフィティアートみたいないわゆるストリートカルチャーなイメージがあったり、またはStreet Snapって聞くとキャットストリートあたりのファッションスナップみたいな印象を受けるので…何か他にいいくくり方はないかと。そもそも Photographerなんて自分で言っちゃうことにも抵抗があるんだけどこうして写真を見てもらいたい、という気持ちに偽りはないのでまぁいいかな、 と。なんちゃらArtistとかいうのもしっくりこないし。で、Documentaryっていう言葉も色々誤解を与えそうなものだけどその解釈については 議論しても面白そうなのでよしとしました(一方でこの写真はStreet Photographyか否か、みたいな議論はつまんない)。あと頭のSelfっていうのも被写体や出来事ありきの(極端な言い方をすると被写体任せで撮影者の意図不明な感じの)Documentaryと違う方向でやりたかったのであえてつけました。あくまで主観です、自分の視点、行動、考察の記録っていうことも強調したいし。以前誰かが写真はすべてドキュメンタリーだ!って言ってた。そして別の誰かがドキュメンタリーはすべてセルフドキュメンタリーだ!って言ってた。うん、それ。その感じ。一般的なカテゴライズというよりその感じ。ということでサイトのタイトルも思い切って変えちゃいました。ironic picnicっていう響きも気に入ってたんだけど何かステイトメントと繋がらない感じがしたし、サイトタイトルが縛りになるのではなく、表現の土台になるように、と思いまして。でも恥ずかしいのですぐまた変えるかもしれません。
■中身について:
◎写真ページのカテゴライズ→あらためてメインで写真を見せるページを、ProjectsのグループとSinglesに分けました。なんの脈絡もなく一枚でも見せたいものか、複数枚&説明の言葉で見せたいものか、この2択だな、って思ったので。以前はPicnicの括りで場所ごとにまとめてたんだけど、意味ねぇなって思ったのでやめました。そこに場所以外の考えがあるならProject扱いにしよう、というのが現状の考えです。上海や東京で撮ったやつをPicnic扱いで出すことに抵抗があったのも、こんなことになっちゃった理由のひとつです。もったいない、っていうか、なんか考えることがあるだろう、俺、と。
◎各Projectの説明文について→写真だけでは読み取れない情報を言葉にすること。正論や一般論の押し付けにならず主観で語ること、あえてツッコミどころ(=解釈の自由度、反対しやすさ)を設けること(=つまりボケ的なもの?よく言えば問題提起?)。第三者よりも自分自身の納得感を優先すること。誰かに先にこんなこと言われたら悔しい、と思うような内容にすること(これが多分最優先)。このあたりが自分のなかの暗黙のルールです(書いちゃったら暗黙じゃないけど)。世のため人のためとかは考えてないです。以前のサイトからの引き継ぎプロジェクトが半分くらいありますが全体的に調整しました。あと、ちょっと言葉遣いを丁寧にしました。言い切りの口調だと押し付けがましい気がしたので。フリーザ様みたいに丁寧な言葉遣いの方が逆に恐い、的なところもちょっと意識しました(ぜひフリーザで脳内再生を)。
以上。おはよう。