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Travel Diary in Shanghai, Day 4 : エセ欧米人。

上海ナイトシリーズ:色んな顔

8月12日(水)

昨夜のマッサージはよかった。レベル2の人と3の人選べますけどどうしますか?と言われて数百円の違いだったから3を選んだんだけど、同時においおいレベル1はそもそもないのかよ、と思った。少しでも数字を多く見せる作戦なのか、実は1は見習いだから一般の客にはアテンドできません、ということなのか。こういうのってどうやってレベル決めるんやろね。たしかに3の人は上手くてほしいとこにグッと刺さる感じで、力加減もちょうどよかったんだけど…。そういう立場の人がいるんかね、マッサージ力認定士、みたいなのが。

上海ナイトシリーズ:裸父

マッサージ力認定士とは…俺の脳内国家資格の名称。その名のとおり、マッサージ師の能力を測り、レベルを認定するための仕事。認定のためにマッサージ師から施術を受けることが主な職務となるが、ある程度の疲労がなければ気持ち良さが判断できないため、認定試験のない日は疲労困憊のみを目的とした作業にあたる。具体的には踏み台昇降運動や氷の千切り、PCによる「あ」を繰り返し検索することなど。現在中国ではマッサージ力認定士はおよそ1000人 いると言われているが、無意味な作業によるストレスや精神疾患も社会問題のひとつになっている。もっと社会的に意義のある作業を!との声も多く上がってい るが、公務員にあたるマッサージ力認定士には本業となる認定業務以外で副収入を得ることは、法律によって禁止されている。

上海ナイトシリーズ:安心ネオン

さて4日目。いよいよ明日が帰国日となるため、フルで動けるのはこの日が最後。主要なエリアはある程度まわったので、この日はあのビル群ニョキニョキにもっと近いところに行ってみようと思い、地下鉄へ。2日目の雨が嘘のようにこの日は快晴だった。でも青空が日本よりも霞んでいる気がするのは大気汚染のせいかな。あつくてあつくて…かなり辛かったけど飲食店に入ったのは結局夜8時くらい。それまでは水だけでしのいだ。

上海ナイトシリーズ:苦悩記念

もうあれだ…書くこと忘れた。たぶんそんなにない。ただひたすら歩いた1日。人人人…空腹空腹空腹…疲れた。一応夜にたどり着いた飲食店は店名に 「欧米〜」がつくようなザ・現地的じゃない店。新宿〜都庁前あたりのような高層ビル群のあかりを見つめながらピザとオニオンリングを食べた。オニオンリン グは脂っこかったのでちょっと残した。

上海ナイトシリーズ:キッス

上海ナイトシリーズ:いぬ

上海ナイトシリーズ:ほこり

上海ナイトシリーズ:少年

2回、現地人の屁を聞いた。

Travel Diary in Shanghai, Day 3 : おお神よ。

上海かわいいシリーズ:丸いのと少年

8月11日(火)

※疲れたりしてめんどくさくなったのでこの日からリアルタイム記録は諦めました。帰国翌日に書いています。

予想に反して今日は晴れ! (早朝は知らんけど昼には晴れてた)。洒落くさった街とかフランス系の建物とかが残る街をめざして地下鉄にライドオン!案の定場所はよくわからんので色々 歩き回っていると東京の表参道みたいなところに出た。ゴッホの大規模な展示みたいなのがあったり美術系のギャラリーとか雑貨屋もあり、中国っぽくないけど ゆったりできたのでそのままオープンカフェみたいなとこへ。こっちではいつも食いっぱぐれるので入りやすそうなところがあれば入ろうかと思って。で、越式 咖哩ですよ。ベトナムカレー。ちなみにEggplant入りっていうのをゆで卵か何かと勘違いしてたけどナスやった。そういえばそうね。Egglestonにも似てるけど違う。3日目の昼にして未だ中華食べず。

上海かわいいシリーズ:電気バイク

こっちではガソリンバイクが規制されているらしく、電動の自転車とバイクの中間みたいなコンパクトなやつにみんな乗ってる。静かだし環境にはいいんだろうけど交通マナーは良くないから横断歩道渡ってるときに突然横から現れたり、歩道もズンズン進んでくるから逆に危ない。あとみんなノーヘル。ヘルメットかぶっちゃいけない条例でもあるんじゃないかっていうくらいノーヘル。たぶん滞在中も2回くらいしかヘルメット見てない。ベトナムもバイク大国だったけどもうちょっとみんなかぶってた気がする。

しばらく洒落くさった気分に浸ってうろうろした後、また電車で別の場所へ。日本でいうところの浅草みたいなところに行った。古い建物を観光地として残した街。その向こうに高層ビルがニョキニョキしてたのが印象的だった。2組くらい日本人にも遭遇。たぶんもう少しいたんだろうけど、ちょうど日本語話しているときにすれ違ったのは2組くらい。東南アジアと違って顔が日本人も中国人も一緒だからわからんよね。たぶん自分も溶け込んでた。どこのお店行っても中国語で話しかけられるし。その度にちょっと照れた顔しながらイングリッシュプリーズとか言うのも慣れてきたけど嫌でもある。

上海かわいいシリーズ:くるみにぎりおじさん

あとはまた歩き回って昨日雨でしっかり撮れなかったバンド?みたいな場所へ。中国人は基本的に記念撮影とか自撮り棒振り回しての撮影が好きだから こっちも堂々と撮影してても何も言われない。プライバシーうんたらとか言う意識も薄いのかな。勝手な推測だけど中国人はみんなどこへ行ってもフラット。も ちろんおめかししたりとかはあるけど自分の家族や友人のグループ以外は風景として見てるんじゃないかっていうくらいあまり興味を示していない気がする。奴 らはマナーが悪いとか散々なことをどこの国でも言われてるけど、ポジティブにとらえると、どこに行っても素のまんまなんやろね。見てる側としては面白い。 顔は一緒でも日本人は控えめよね。

そして晩飯はまた欧米向けのカフェみたいなところでバジルパスタとグリルドサーモン!コーヒーはアメリ カーノ。まだまだ中華食べてない記録保持してます。だって中華系の食堂とかレストランは中国人多すぎて入るすきないもん。もっと外れた地区でピークの時間 を避ければいけるんだろうけど…。

上海かわいいシリーズ:ブレッソン待望のやつ

一応この後のエピソードに絡むから補足しておくと、自分はだいたい日頃から1日5〜8回 くらいうんこします。たぶん過敏性腸症候群なんだと思う。あとタバコ吸うとゆるくなって便意催す。で、欧米向けカフェみたいなところで一応すませてはいた んだけど夜風にあたりながら歩き回っている間にまた次の波が!腹はほぼ空のはずなのに…。そして川沿いの道はあふれかえるほどの中国人!たぶん万単位でい たんじゃないかな。一応公衆便所らしきものはあったけど紙があるかわからんし人多すぎたから、ここでは無理!と判断し、南京東路の駅方面に向かって歩き出 す。

しかし人混みは途切れない。どこか飲食店でも…と思ってもそもそも席も埋まってるから無理だろう。さらに歩いてここは穴場だ!と思って駆け込んだ場所は織物屋さんみたいな建物。5階 建てくらいのビルだったからトイレくらいはあるだろう、と思ったがなんか全然そういう雰囲気じゃない!最上階まで行って探し回ろうかと思ったけどやつはも う出口ギリギリまで来ている。あるのかどうかわからない場所に賭けるよりも次を探すべきだ!と判断し、建物を出てまた歩き出す。

上海かわいいシリーズ:都市とポスト

そして景色は百貨店的なビル群に。ここなら大丈夫だろう!と思って混み具合もそこそこのファッションビルに入店。しかしこの「いける!」という意識が一番危ない。これまでにも家の近くまで来たら便意が数倍に膨れ上がる、という体験は何度 もあった。きっと条件反射のようにうんこの野郎も「もういいかい?」と顔を出そうとしているのだろう。今回もそうだ。さらに中国のショッピングビルなんて どこも冷房ガンガンに効かせているから入店した瞬間に腹が冷え、やつが込み上がってくる!(込み下がってくる!が正しい?)とりあえず応急処置として リュックを体の前面に抱え込んだ。

上海かわいいシリーズ:ひつじたち

そして祈った。俺は神に祈った。こういうときだけ召喚する都合の良い神に祈った。数々の悪事を懺悔した。もうしません、ぼくもされたらいやです!日本から いらっしゃるのであれば出張費もはずむから!と。そして目に飛び込んでくるのはトイレマーク。きた!俺はついにきた!たまにレディースのマークだけのケー スもあるけれど今回はちゃんとメンズマークがある!しかしあせってはいけない。ここでもう一つの決断をしなければならない。何階のトイレに入るのか、とい うことを。

きっとこれだけの人数がいれば中国人にも同様の事情を抱えたやつがいるだろう。とすればきっと確率的には低層階のトイレの方が混 み合うはず。ならば上をめざすのがベター!…しかしこの程度の簡単な考察は誰だってする。きっと今回は逆を読んであえて低層階に突入するのが正解だ!高層 階まで進んでダメだったときにはきっと心理的なダメージもでかいし。ここだ!入り口付近の少年を追い越すように駆け込み、手前から順にロックの状態を確認 する。「赤」「赤」「赤」「あお!」きたこれ!我的神様謝謝!

上海かわいいシリーズ:傘と少女

しかしここで気づいた。神は降臨したかに思えたが紙がない(しょうもないね)!というよりそもそもペーパーをホールドしているあの壁から生えたやつ すらない!これか、こういうことか!さっきそういえば入り口付近の少年が父親からコインを受け取っていた…。きっとあそこにペーパーの自販機があったのだ ろう…。あった。たしかにあった気がする。となれば俺はあそこまで戻らざるを得ない。だが全室埋まっているこの状態で俺がこの個室を飛び出せばきっとあの 少年が駆け込んでくるだろう。

俺の心は叫んでいた。漏らせ!少年!漏らせ!君はまだ若い!いくらでもやり直しはきく!とうちゃんごめん、あかんかったわ、で済まされる!しかし俺はもう30を 超え、さらに自国でもない土地で失態を犯すわけにはいかないのだ!これは国際問題に発展する恐れがある!君は第一次世界大戦勃発の契機が一人の青年の愚行 であることを知っているか!…あんま関係ないけど去れ!脳内はパニックだったが、臀部のあたりは個室に入ったことによる安心感で徐々に弛緩しつつある。も うあとがない!リュックにはノートとタオルとレンズ拭く布があって…と打開策を探っていたそのとき、隣室のやつが鍵を開け、外へ出てきた!よっしゃ!よっ しゃやで!俺はポケットの小銭を握りしめ、個室を飛び出し、ペーパー販売機に向かって………と、この後の工程はハッピーエンドだったので端折ります。あと は日本人向けのマッサージ行って(すごくよかった!)、終電なくなってたので歩いて宿に戻って寝た。

上海かわいいシリーズ:泣き顔

Travel Diary in Shanghai, Day 2 : 上海オロナインズ。

上海真正面シリーズ:育み。

8月10日(月)

女性数人がシェアハウス兼オフィスとして使っている部屋があって、そこの一角に切りっぱなしの前髪がワサワサと積まれ、なぜかゴキブリと蜘蛛が大量発生した、という夢を見ながら清々しく起床して俺の上海2日目は始まった。

午前中仕事系の作業をいくつかこなし、昼頃そろそろどっか行こうかと思って外を見ると雨。昨日よりもひどい。そして一向に止む気配もない。あまり暑くないのはいいのだが傘さすと写真撮りにくいし歩きにくいし何より不快で国の印象まるごと悪くなっちゃいそう。

上海真正面シリーズ:グロいの。

なのでまぁ近場で飯食って気力があればちょっとフラフラして無理だと思ったらまた宿に戻ってこようと思った。だからオロナインは塗らなかった。おっ と一応補足しておくと数年前から陰部(主に睾丸両サイドと内腿)のあたりが歩きすぎるとスレて真っ赤になるような状態でして、いわゆる股ズレ?どちらかと いうと玉ズレ?なので、長距離歩きそうなときはあらかじめオロナインを塗りこんでおくという習慣があるのよ。歩くときは1日で5〜10時 間くらい歩くから結構痛くて…。つまりアレよね。デブってことよね。わかっちょる。自分でもわかっちょるよ。以前はボラギノールでやってたんだけどなんと なく今はオロナイン。なんでも治りそうやし防げそうな万能感あるよねこいつ。一度ムヒで試したことあるけどヒリヒリして痛いだけだった。

上海真正面シリーズ:グロい入り口。

で、外に出てみても相変わらず雨が止む気配もなく、まぁ昨日前フリもしたからネタ成立のためにも、と思って駅の近くのマクドナルドに入ろうとしたん だけど人多すぎ。昼時だったし中国だし、しかたないか、と思ってそのまま電車で出かけることにした(結局夜までホテルには戻らなかった)。行き先はバン ド?とか呼ばれる地域。よくある上海といえばコレ!みたいな近未来的なビルがニョキニョキ生えてるところの川挟んだ手前の地域。南京東路駅から徒歩なんだけど雨が強すぎてホント萎える…そしてこのあたりは詐欺師っぽい人が多くて計20人くらいに「ロレックス、オメガどうよ?」とか「マサジー、マサジー、セクシーマサジーどう?」とか声をかけられる。俺は雅二じゃねぇ!と強気に振り切ったり、ちょっとニコニコして話聞いてみるけどあやしすぎるから途中から全部無視(それでも50mくらいあるくとどこからともなく現れる)。雨の中を歩き続けた。

上海真正面シリーズ:津波到来。

もしかしたら他にもそう感じた人いるんじゃないかと思うんだけどこのあたりって香港のネイザンロードのあたりにすごく似てる。大きめの通りがまっすぐのびて、対岸にビルニョキニョキ地帯がある水辺に出る、というシチュエーションまで一緒。こりゃデジャ ブりますわ。関係ないけどネイザンロードって名前なんかかっこいいよね。伝説の道、ネイザンロード。最後のボス倒した後に到達した桃源郷的な街の真ん中に 真っ直ぐのびてそうよね。ちなみに宿の近くにも川があってそのあたりは博多のキャナルシティとか中洲とかのあたりにすごく似てる。大阪人なら道頓堀ってい うかもしれないけどそこまで派手でもない。中洲くらい。

上海真正面シリーズ:漢字とブロック。

…でも雨は雨。けっこう風も強くて両手でカメラ構えられないからこの日は結局9割くらいはGRで撮ることになる。あ、もうこの辺からダラダラ歩いただけなのであとはトピック形式で。

■お茶難民

手 短かにまとめると最初のメシはバンド付近の欧米人向けカフェ的なところで食べたグリーンカレー。うん、タイランドだね。そして夕飯は日本人が多く住むとい う地域で入った横浜家系ラーメン。うん、日本だね。なので口にした中国っぽいものはペットボトルの飲み物くらい。こっちのお茶は甘いのばっかりでがっかり する。俺こそが緑茶だ!と自信ありげなパッケージなのに飲むと甘い紅茶みたいなヤツ。そういうのもいいけどちゃんと甘くないのも売ってくれ。買うたびに違 うので試してるけど全部甘い。もう水しかないのか。

上海真正面シリーズ:ブラインド・ザ・シティ

■WiFi難民

昨日もネット環境だめだ、って書いたけど宿だけじゃなくてカフェとかその辺の野良WiFiでもやっぱりだめだ。で、遅いながらもネットで調べてみると中国での規制が主な原因のようだ。Google、Twitter、Facebook、YouTube、LINEは基本的にアウト(なぜかLINEはたまに通じる)。なので検索エンジンをYahooに切り替えて、マップもiPhoneに入ってたApple純正のやつに切り替えたらちょっとだけ使えるようになった。まぁ気休め程度だけどね。現地人は別の回線あるとしても欧米人はこんなので満足出来るんだろうか?他の東南アジア諸国と比べても最低ラインだと思うが。

上海真正面シリーズ:救済活動。

■シャンプー難民

宿のシャワーの脇にはボディソープのボトルが壁に固定されてるような、いわゆるホテルっぽいやつがあるんだけど、これがシャンプーと兼用なのよ。まぁ自分はいつもそうだからいいんだけど嫌な人は嫌だろうね。でも問題はワンプッシュで出る量が少なすぎること。全身洗うまでに50プッシュくらいした。…というのは昨日の話で、今日は気合い入れて最初から大量に出してやろうと猛プッシュしたら3プッシュ目くらいでとれてはいけないところがとれて次のプッシュで大破した。昨日の50プッ シュに耐えたのに今日急にこんなことになるなんて…。きっと掃除夫の陰謀に違いない。部屋の掃除のときに細工したんだろう。日中関係の悪化を目論む何者か の手先だ。しかしその手には乗らん、とばかりにそっと部品を元あった場所に被せ(あくまでも被せただけ)、様子を見ることにする。

上海真正面シリーズ:桃源郷休業日。

■撮れ高難民

昨日より色々撮れた気がするけどGRだけだと気分乗らないし雨嫌だしでまだまだ不調。コレだ!って感じのは撮れてない。明日も雨らしいので今日と同じような感じかと思うと萎える。今回萎えてばっかりだ。なんとなく日に日に旅日記も短くなっていく気がする…。TVで卓球見ながら寝る。