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5〜6月の鑑賞記録

いやぁ…相変わらず先の見えない日々が続くな…こんなときにサブスクサービスは非常に助かる…。


■映画「宮本から君へ」@Amazon Prime Video
原作のあのパートをよくこのテンションで映画化したな…っていうのが第一印象。漫画を読んだ後に近いザワザワ感はあるけど…やっぱ実写だと熱すぎるかな…。スポーツ見たあとみたいな拍手が出そう。

■映画「犬猿」@Amazon Prime Video
気楽に見れる感じのドタバタ人間ドラマ。人間くさい感じはするんだけど争ってる中身は結構浅い気もする。人間なんて浅いもんなんかもね。

■映画「旅のおわり世界のはじまり」@Amazon Prime Video
なんとなく舞台となる国に惹かれて。大したできごとはないけど異国の魔力みたいなのはあるよね。最後の歌は違和感。

■映画「37セカンズ」@Netflix
事前の印象ほど良くなかった。色々詰め込みすぎたのか?展開の都合が良すぎるのか?あんな献身的な青年おるか?

■映画「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」@Amazon Prime Video
評判の割にはちょっとオーソドックスな思春期ものだったような気もする。こういう年齢のクソガキ感あるドタバタは好きなんだけど。ゴーストワールドがまた見たくなった。

■ドラマ「アンオーソドックス」@Netflix
ミセスメイゼルは昔の話だったけどこちらは現代版のユダヤコミュニティの話。弱い立場から徐々に自分の世界を積み上げていこうとする感じがいい。とはいえまだ続きを見てみらんと判断できんかな…。期待。

■映画「ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから」@Netflix
誰かもツイートしてたけどいかにもNetflixらしい話。好きな感じではあるけどいろんなネトフリ映画やドラマを寄せ集めたような…。面白いのはこれから、といいつつこれで終わり?という印象もあるけどそういう人生のいい序章的な期間ってことなのね。歌うシーンは良かった。

■映画「ゼイリブ」@Amazon Prime Video
なんとなく気になってたB級SFホラー?スケールはでかそうなんだけど色々消化不良のまま終わった感じもする。予算の都合か。この時代ならではの映像の胡散臭さは好き。

■映画「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」@Netflix
予告とか観た印象通りなんだけどほっこりといい感じだった。アメリカの中古物件の内覧システムとかってなんかイベント感あって面白いね。ニューヨーク住まんくてもいいから行ってみたいな。

■映画「ビースト・オブ・ノー・ネーション」@Netflix
止むを得ず兵士になった少年の話。ドキュメンタリー的なあれ?な終わり方だった気がするけどこれフィクションよね?まぁその消化不良な感じも現実世界の問題とリンクしてるんだろうな…。総合的には面白かった。

■映画「天国と地獄」@Amazon Prime Video
急に黒澤映画を見たくなって評判の良かったこれを選んでみた。最初はひとつの建物だけの密室劇かと思ったけどそうじゃなかった。そのままの方が緊張感あって良かったのに。最終的に物語はうまく収まるんだけど犯人のポジションというか伏線的な扱いが…なんとなく納得いかなかった。

■映画「男はつらいよ(1作目)」@Netflix
なんだかんだでちゃんと観るのははじめてかも!な感じだったので1作目から観てみた。やっぱ50年くらい前の作品だけあって風景はもちろん、家族観とか男女観みたいなのがかなり現代と違ってその辺が興味深いね…。せっかくNetflixに全部あるのでもっとあさってみようかな。全部は観んけど。

■映画「マイノリティ・リポート」@Netflix
タイトルだけ知っててみようと思ってたやつ。20年前につくられた近未来のSFだけど今でも十分楽しめるな。ただしタイトルのつけ方は…ここを抜粋するのか…という印象。

■ドラマ「私の“初めて”日記」@Netflix
インド系アメリカ人のハイスクール性春モノ。この一言で連想される感じにぴったりとおさまる感じの安定感のある作品だった。気軽に楽しめる。シーズン2ありそうな終わり方だけどぜひインドに舞台を移してほしいな。それにしてもNetflixのダイバーシティへの配慮すごいな…。

■映画「ショートターム」@Amazon Prime Video
どこかでみたと思ったらキャプテンマーベルの女優か!ここでは全然違うキャラだけど。評判どおり良かった。とはいえ当事者だけで閉じていくようなアンタッチャブルな世界についてのモヤモヤする感じがあった。

■アニメ「ミッドナイトゴスペル」@Netflix
クセモノ感ぷんぷんしてたけどかなりクレイジーだった。全体的に早口だし内容難しいから字幕見てたら映像見れんし、映像見てたらセリフが頭に入ってこん。おそらくそのくらいのテンポも含めて計算されてるんだろうな…。よくわからないモヤモヤだったけど最終話でなんとなくまとまったような気もする。

■映画「チョコレートドーナツ」@Netflix
これはタイトルが悪い。原題の通りANY DAY NOWって言われた方が見る気になったと思う。I shall be released好きだし。もっと温かいだけのストーリーかと思ってたけどマイノリティのあがきを描いたいい作品だった。もっと早く見れば良かった。

■映画「ライオン 25年目のただいま」@Netflix
想像以上にインド感の強い映画だった。実話を基にすることによるリアリティとともに映画的に加えられた点などについても考えてたらちょっと萎えた。

■映画「友だちのパパが好き」Amazon Prime Video
想像以上に淡々としたシュールさとか会話の間とかが好みな映画だった。ストーリーより1シーン1シーンの空気を楽しむ感じっていうか。あとで知ったけどこれソフトバンクのCM作ってる人が監督なのか。少し納得。

■映画「別離」@Amazon Prime Video
イラン映画、っていうだけで文化的な発見とか、すでにポイント底上げされる感じがあるけど、それを差し引いても面白かった。みんなが止むを得ず少しずつ嘘をついてみんなが不幸になっていく感じ。世界の縮図的な感じで興味深かった。演技もすごく自然な気がしたけど展開的にはガチガチだから脚本がみっちりつくられてるんやろうね。

■映画「地上の星たち」@Netflix
ご存知アーミル・カーンが監督も務めてるインド映画。暗い前半とだんだんポジティブになっていく後半で非常にわかりやすい展開だったけど安直すぎる気もする。あと、インド映画だから仕方ないけど歌のパートが多くて全体の尺も長い。

■映画「ミス・アメリカーナ」@Netflix
テイラー・スウィフトには何の思い入れもなかったけど、カントリーミュージックの少女が世界的ポップスターになる過程や、政治的なものとの間で葛藤する姿は格好良かった。

■映画「フランシス・ハ」@Netflix
若者のアンサクセス?ストーリー。好きな感じだけど主人公のダメさ加減があまり愛すべきダメさじゃなかった気がした。そして都合よく話が落ち着いたのもやや不満。好きな感じだけど。あとで知ったけどこの人がグレタ・ガーウィグか。

■映画「ブレックファスト・クラブ」@Netflix
ティーンの青春モノは好きだけど、これは時代のせいなのか、ノリの古さとかがあまりあわなくて楽しめなかった。一応名作っぽい扱いなのか…。

■映画「ブラック・クランズマン」@Amazon Prime Video
黒人警官が白人のふりしてKKKに迫る話。なかなかスリルがあって面白かったけど最初から白人だけでやったらもっとスムーズになったんじゃないか、という気もする。それだと気持ちが入らんのかな。

■映画「セールスマン」@Netflix
先日見た「別離」と同監督のイラン映画。別離に近い葛藤とか善悪が溶けて気持ち悪くなる感じとかは似てるけど、展開の面白さとか緊張感とか総合的に別離の方が上だった。

■映画「きみの鳥はうたえる」@Netflix
ダラダラした3人の若者のダラダラした日々。すごく狭い世界だけどいい世界だった。染谷(静雄)のあのふわふわした感じはすげぇな。何がすげぇかわからんけど他にあんなひょうひょうとできる人いないんじゃないかってくらいふわふわひょうひょうしてた。

■アニメ「トゥカ&バーティ」@Netflix
ボージャックホースマンのスタッフがつくった、もうちょっとポジティブで楽しげなやつ。鳥が主人公。ボージャック〜同様にキャラクターデザインとかはすごく好きだけど(植物のキャラとかいいよね)ちょっと浅い感じもした。トゥカがかなりフワちゃん感あった。

■映画「ゴーン・ガール」@Netflix
途中まではサスペンスな緊張感がいい感じだったけど、結局あの女性のメンヘラ的なのが原因なの!?ってなったらトーンダウンしたし終わり方も釈然としないし…デビッドフィンチャー的でもあるけど…悪い意味で。

■映画「ぼくらと、ぼくらの闇」@Netflix
全然事前情報なく適当に見た。シンプルだけど殺人にまつわる罪悪感や緊張感は良かった。ヒロインも綺麗だった。ただ終わり方にもう一捻り欲しかった気がする。

■映画「天気の子」@Ntflix
噂のあれ。たしかに映像表現の技術的にはすごいのかもしれんけどストーリーとかは幼い感じがした。ある意味新海らしいのかもしれんけど…君の名は、の方がトータル的に見て上だったと思う。中高生だったらもっと楽しめるんかな…。

■映画「君の名前で僕を呼んで」@Amazon Prime Video
思ったよりピュアな恋愛ものだった。あんまり共感はできなかったけど舞台になってる街は優雅で綺麗だったなぁ。

■漫画「ビリーバーズ/山本直樹」@Kindle
突然山本直樹が読みたくなって。オウムとか連合赤軍とか色々なエッセンスが入りつつもコンパクトにまとまった人体実験、という感じで面白い。レッドは長いので途中でやめちゃったけどこのくらいがちょうどいい。ちょいちょいエロいし。

■漫画「ありがとう/山本直樹」@Kindle
山本直樹つながりで有名なこちらも。かなりクレイジーな世界観は映画ビジターQを思い出した。めちゃくちゃ大変なことが起きてるのになぜか一部の人物は冷静だったりする感じがフワフワしてなかなか入り込めなかった。

■アニメ「リック・アンド・モーティ シーズン1」@Netflix
BTTFのパロディ設定をベースにいろいろクレイジーに絡めたアニメ。まぁまぁ面白いけど1シーズンだけでとりあえずいいかな…。どちらかというと本家BTTFが見たくなる。

■ドラマ「13の理由 シーズン4」@Netflix
前シーズンですでにそうだったけど、もう13の理由もハンナの死も遠い遠い話になっちゃったんだな…。スピンオフがずっと続いてる感じ。とはいえ毎話緊張感はあって続きが気になるので結構面白いんだと思う。13の理由としてはシーズン1で完結してたのでそこから先はベターコールソウルみたいに別タイトルで分けてやったらよかったのに。あと、ゲイとかバイとかが多すぎるのが逆に気になる。アファーマティブアクション的なやつか?Netflixのスタンスがよくわかるキャスティングでもある。

■短編映画「カメラを止めるな!リモート大作戦!」@You Tube
外出自粛環境でのリモート制作映画。インディーズの手作り感はいいんだけどストーリーもクオリティもイマイチだった。真魚のキャラは自然でよかったけど。

■短編映画「CURVE」@Vimeo
twitterで流れてきたやつ。コンクリートの斜面に女性が引っかかってるだけの映画で、それ以上でも以下でもない感じ。緊張感はあるけど何かひねりが欲しかった。短編だとしても。

■映画「127時間」@Amazon Prime Video
最近何かで紹介されていたので興味を持って。ただしその紹介で若干結末的なことを聞いていたのであまり驚きはなかったけどなんか…スポーツ見ているみたいなすがすがしさがあった気がする。これはダニーボイル色なのか?

■エッセイ「結婚の奴/能町みね子」
とても読みやすいエッセイ。セクシャルマイノリティとしての苦悩もあっただろうがなんだかんだで楽しく生きてる感じが伝わってきてよかった。雨宮氏の章は辛さしかないが。

■映画「恋恋風塵」@Amazon Prime Video
出てくる風景はとても綺麗なんだけどちょっと物語として退屈だった気がする。記録映像的な満足感はあった。ヒロインは素敵だった。

■映画「パターソン」@Amazon Prime Video
大した事件もなくちょっとした起伏で日常が進んでいく感じが日常っぽかった。なんか起こりそうな気配はずっとあって…っていうのも現実的な世界の描き方なのかも。とりあえず最近意図せずしてアダムドライバーが出てる映画に出会うなぁ。

■映画「13th 憲法修正第13条」@Netflix
知ってたようであまり知らなかったことをあらためて勉強した感じ。世界は今大変なことになってるけどやっぱ歴史を踏まえないと何も語れないな…。いつかまたもっかい見た方がいいかも。

■映画「消えた16mmフィルム」@Netflix
変なドキュメンタリーだなぁ。ちょっと眠かったから集中できてなかったんだけど出てくる人物やひと昔前のシンガポールの風景はとても魅力だった。

■映画「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」@Amazon Prime Video
ファニーゲームと比べて語られたレビューを見て、たしかにそういう匂いがした。胸糞悪い展開。理不尽な設定。画の質感やカメラワークは良かった。

■映画「パラサイト 半地下の家族」@Amazon Prime Video
個人的には世間の評判ほど楽しめなかった。期待してた方向と違うというか…エンタメ色が強すぎたのかな…もっとシリアスに描けた設定だと思うけど…万引き家族の方が好きだったな。でかい家に住みたい。

■映画「20センチュリーウーマン」@Netflix
かかわる人たちとの接点や帰路について後の視点から振り返る映画は押し並べて尊い。人生が、時代が、人々が、ちょっとずつずれながら、重なりながら、ゆるっと広がっていることを実感する。

■映画「パーティで女の子に話しかけるには」@Netflix
タイトルから想像できない映画選手権があればかなり上位に食い込みそうなB級映画な展開。エルファニングはとにかく美しい。あとはなんか…楽しい。

■映画「エスター」@Netflix
久しぶりにこういうホラーホラーしたホラーを見た。ファンタジーとか幽霊的なホラーではないけど、これが現実的なホラーかと言われたらそうでもない気がする。レビューには「人間が一番こわい!」みたいに書かれてることが多いけど…漫画的な印象も受けた。ホラー的な映像の手法としては教科書的なくらいに丁寧につくられていると思う。

■ドラマ「梨泰院クラス」@Netflix
遅ればせながら流行りに乗ってみた。韓国ドラマとか久しぶりだったけどうまく作ってるね。毎回気になる終わり方で次につないでいくし。丁寧に丁寧に回想シーンを挟み込む感じとかはホスピタリティすら感じた。都合のいい展開が続くけど、ここまでやると韓国ドラマ特有の様式美的に受け入れられるからいい。後半はどんどん梨泰院の街から離れていく感じがするけど、あの坂道の街は風景として個人的に好きだな。散歩したい。以前梨泰院に一泊したときは宿の隣人がうるさすぎて非常に寝苦しかった思い出しかないけど。

■映画「デトロイト」@Netflix
基本的に黒人問題を扱った胸糞悪い話でしかないんだけど、妙に生々しい手持ちカメラとズームの使い方によってリアリティというか緊張感がすごかった。あの白人警官の役者はこういうクソな人間を演じさせたら一級やな。

■映画「At the terrace テラスにて」@Amazon Prime Video
同監督の別作が良かったので。こちらはテラスだけを舞台にした会話劇。すごく演劇向きな内容を映画にした感じやね。わざとらしい会話のやりとりはいちいち面白いけど、見た後には何も残らない。

■映画「ボーン・アイデンティティ」@Netflix
名前だけ知ってたけど見てないシリーズのやつ。こういう話だったのか…サクサク進むけどあまり抑揚がないというか引っ掛かりがないまま終わってしまったような感じがした。

■映画「ウォールフラワー」@Netflix
青春モノとしてはさほど派手さもなく、かなり定番な設定なんだけど、とても後味が良かった。青春のお手本みたいな良さ。

■映画「パラダイス・ナウ」@Amazon Prime Video
自爆テロと友情をめぐる物語。シンプルだけどクールで乾いた感じが良かった。ただ、パレスチナ問題とかはもっとちゃんと知っとかんといかんね。

Spotifyでは結局迷ったらWild Onesばかり聴いている。派手さはないけどいろいろちょうどよくて心地いい。

2〜4月の鑑賞記録

ようやくSpotify使い始めました。まだ無料期間だけど…これは継続しそうやね。便利で手軽で…一部のマニアックなやつはないけど昔みたいにそういうのを漁る感じでもなくなってきてるし(大学時代は聴きにくそうな音楽に耳を鳴らそうと頑張ってた)。新しい世代のミュージシャンは結構サブスク前提でやってるしね。慣れたらもっといろんなプレイリストとか探してみようと思います。

■アニメ「ボージャックホースマン シーズン6(の後半)」@Netflix
いやぁ…終わったな…一気見したシーズン3〜5くらいはちょっと中だるみしてたけど(主にこっちの見る姿勢として)、Mr. Blueが流れる終わり方はすごくよかった。キャロラインにもダイアンにもいい感じで別れを告げてそれでもモヤモヤしたまま人生が続いていく感じ。いい。ダイアンは吹き替えの声優も良かったなぁ。

■ドラマ「グッド・プレイス シーズン6」@Netflix
これも最初は好きだったんだけどだんだん興味失っていっちゃったな…もう1回見たらまた違う感情が湧くかもしれんけどシーズン1くらいでうまくまとめてくれたらよかったのに。

■映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」@Netflix
さすが山戸監督作品(別にいい意味ではない)!原作知らんけど山戸カラーが強すぎて本筋よりも世界観と対峙してる感じですごかった。嫌いじゃないけど好きでもない。特殊な作風の監督だとは思う。ポスト園子温的?というのが個人的な感想。

■映画「ゲット・アウト」@Netflix
いい感じの不気味さで黒人差別なのかそうでないのかも曖昧なまま…モヤモヤしたまま終わっちゃった。このモヤモヤはあまり好きじゃないモヤモヤ。あまり継続して考えようと思えない感じ。話題になる感じもわかるけど…うーん…。

■映画「ユージュアル・サスペクツ」@Netflix
ずいぶん前に見て以来2度目。これは有名などんでん返し系映画だから2度目はどうだ、って思ってたけどほぼ忘れてて半分くらい見てだいたい思い出した。カイザー・ソゼ、って響きがすごく懐かしかった。でも1回見ればいいな、こういう映画は。伏線回収系はすげー!って言われがちだけどそういう作り方をすればいいだけだし…面白いけど深くは好きになれない。

■映画「ザ・スクエア 思いやりの聖域」@Netflix
アマゾンで金払ってみようと思ってたらネトフリに来てた。見た後で知ったけどこれカンヌ獲ってたんやね。もっと現代アート業界の裏側をあばくドキュメンタリー寄りの作品かと思ってたけど、印象としては同じくカンヌ獲った「わたしはダニエル・ブレイク」に近い感じ。決してどこにも悪意なんてないけどみんな不幸になっていく…世界の縮図みたいだな…これはいいモヤモヤ。

■映画「彼の見つめる先に」@Netflix
地味だけどとてもいい観後感だった。ゲイに特別な偏見も親近感もないけれど必然的にゲイを描いた作品を見るときはマイノリティな個を見つめることになるので、なんか肯定的になっちゃうのかもしれん。そういう風に物事を見るのもどうかと思うけどマイノリティな対象はただそれだけで興味を持つ価値があるような気がする。また価値とか言っちゃうのもどうかと思うけど。見えない世界での性別って…見える世界のそれとどう違うんだろうなぁ…。

■映画「レザボア・ドッグス」@Netflix
これもまた昔見て以来2度目。ユージュアル〜に似たところもあるけれどこちらの方がシンプルでいいな。タランティーノも初期のやつしか見てないから最近のも色々見てみたい。ただ、だいたい長いんだよな。

■映画「この世に私の居場所なんてない」@Netflix
思ったよりグロい表現が多かった。まぁまぁ。そこそこ応援したい感じのキャラクターたち。

■ドラマ「ノット・オーケー」@Netflix
「このサイテーな世界の終わり」の監督や「ストレンジャーシングス」のスタッフということで安心して見はじめて、まぁまぁいい感じでシーズン2も見たくなる感じだった。ただこういうシーズン2つくる前提みたいなストーリーならもうちょっとたまってから公開しても良かったんじゃないの。「このサイテーな〜」の方がいまのところすべてのおいて上な感じはしてる。

■映画「マイ・インターン」@Netflix
ほのぼのした感じで安心して見れる感じ。コメント短いけどよかったよ。

■映画「キングオブコメディ」@Amazon Prime Video
デニーロつながりでこれも。あまり意識せず見たけどこれってかなりジョーカーの元ネタ的な感じなんかな。もちろん時代も違うし描こうとしてるものも違う気がするけど設定は近い気がする。ただこれはハッピーエンド的に終わって良かったのか…。もっと違う終わり方であるべきな気がしてしまった…。スコセッシ映画もっと見たいな…ただ、だいたい長いんだよな。

■エッセイ「ゆるく考える/東浩紀」
適度にゆるいんだけど考える内容が哲学だったりするのであまり気軽な印象はない。あとはよくもわるくも寄せ集めなのでガツンとした何かは残らなかった。前に読んだ「テーマパーク化する地球」の方がテーマが明確でよかった。まぁあくまでもゆるくね。

■小説「未来職安/柞刈湯葉」
久しぶりに小説読んだ。だいぶライトな読みやすいSFだけど。あまり大きな事件とかはないけど近未来のAI化した世界の職安、っていう設定を見ていくだけなんだけど面白かった。どの小ネタも未来にありうる感じがしたし、この世界にはこの世界なりの人生とか青春みたいなものがあるんだな、って気がした。たまに漢字とか言葉の重複とか気になるところはあったけど概ねよし。横浜駅SFも見てみようかな。

■対談集「欲望会議 超ポリコレ宣言/ 千葉 雅也、二村 ヒトシ、柴田 英里」
ゲイ哲学者、AV監督、炎上フェミニストによる主に性欲をめぐる対談。ポリコレと個の関係を考えるうえでとても興味深い内容だった。性欲ってすごく動物的であり人間的だと思うんだけどポリコレって行き過ぎるとそういう性および生をどんどん縮小させていっちゃうんだなぁ…。ポリティカルが意味する政治とは何のための何なのか…。

■ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン1」@Amazon Prime Video
面白いとの評判を聞いて。たしかにみんなキャラが魅力的だしコメディアンの話だからか会話のやりとりがいちいち面白い。ただし50年代という時代背景があるとはいえ女性の権利とか強く主張されても生活が華やか過ぎて共感しにくい感じもする。ユダヤ人とかについての知識はもっと知っとかんと楽しめんかもね。

■講義録「新記号論 脳とメディアが出会うとき/石田 英敬、東 浩紀」
たぶんすごく興味深いことが書いてあるんだけど1割くらいしかわからんかった。1個1個の前提を積み重ねていかんとその延長で語られる議論はちんぷんかんぷんだわさ。文字の構成要素は自然の造形物と近しい割合で構成されている、っていう発見は序盤のハイライトにして自分にとってはクライマックスだった。

■アニメ「映像研には手を出すな!」@地上波
なんか世間で盛り上がってるので。ストーリーの大筋は大したことないんだけど、登場人物のアニメ好きを通して製作陣のアニメ愛が伝わってくるような気がしていいね。もともと漫画が原作だからちょっとズレた感想かもしれんけど、アニメ作りの話をアニメにすることでかなりメタ視点で見ざるを得ないので入り込めんかったような気もする。あとはメタ化した世界観によってそのメディアの終焉を感じてしまうような気もして寂しい。

■映画「28日後…」@Amazon Prime Video
コロナの件もあったのでゾンビ映画が見たくなり選んだのがこれ。だいぶ前に見たことあってもっと面白い気がしてたけど物足りないまま終わってしまったような印象。もしかしたら続編の28週後の方が好きだったのかな…。ゾンビが速いのはいい。

■映画「ラッカは静かに虐殺されている」@Amazon Prime Video
イスラム国関連のドキュメンタリー。あまり特筆すべき感想を抱けなかった。

■エッセイ「人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても/戸田真琴」
文章には定評があるAV女優のエッセイ。決して嫌いではないんだけど、この人の文章は括弧付きの丁寧な文章を書こうとしすぎているような気がして、その向こうにある人間性が逆に見えなくなっているような気もする。まぁ対人的なパーソナリティの在り方とかがそもそものテーマな話ではあるんだけど。映画評の方がいいかな。

■ドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン2&3」@Amazon Prime Video
続けてミセスメイゼルのシーズン2と3。安定感のある面白さ。ミッジよりスージーの人生の方が気になるな。こういうアメリカのドラマばっかり見て育つとああいう皮肉っぽい気の利いた会話ができるようになるんかね。

■映画「天国はまだ遠い」@vimeo
なんか無料公開されてたので。死人の霊がずっと取り憑いているとかいないとかのシチュエーションは面白いけど、何かが物足りなかった気がする。演技力なのか…いや、何か別の何かのような気がする。

■映画「コンテイジョン」@Netflix
これも今流行り?のパンデミックもの。たしかに現在の世界の状況にとても似ている。でも映画的な面白さはあまりなかったかな。公開当時に見ていたらもっと物足りなく感じていたかもしれない。

■映画「バットマンビギンズ」@Netflix
ジョーカーをちょっと前に見たけど、その後にあらためてノーラン3部作を見直そうと思いまして。これも以前見たけどこういう話だったっけ?という感想。もしかしたら見てないのかも。ジョーカーも登場せず、やはりこの先へとつながる序章、といった位置付けだと思うのでそういう印象だった。

■映画「あとのまつり」@vimeo
こちらもなんか無料公開されていたので。背景はよくわからないけど学生ががんばってつくった映画、みたいな印象。20分くらいの短さだけどそれで十分な気がした。

■映画「ダークナイト」@Netflix
葛藤するヒーローってやっぱいいね。アンパンマンももっと思い悩んだらいいと思うよ。そういえばこのジョーカーと先日見たジョーカーは一応同一世界の物語ではないんだな…近しい時期に見てるから重なるけど重ねると矛盾があって気持ち悪い。

■映画「ダークナイト ライジング」@Netflix
これも見たつもりだったけど見てなかったわ。キャットウーマンはあんまりキャット感ないな。いろんな登場人物の葛藤もあるけど今回はスケールのデカさが目について…前作の方が良かったな。

■映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」@Netflix
安定して楽しいこのシリーズ。でも古き良き、の延長にあるこういう家族像ももうファンタジーの世界になりつつあるのかもな…。蒼井優が聖人すぎる感じが特にファンタジー感増幅してるのかも。とりあえずもっと寅さん見てみようかな。

■映画「イエスタデイ」@Amazon Prime Video
突然ビートルズのない世界に入っちゃう話。ズルいビートルズの使い方だけどまぁいい話にはなるわな。

■映画「恋は雨上がりのように」@Netflix
漫画原作の映画を漫画を読まずに見るとこういう感じなのか、という感想。漫画チックな世界が違和感あった。ラブストーリーとしてさほど特別なものはなかった気がする。

■映画「岬の兄妹」@Amazon Prime Video
自閉症の妹に売春させながら暮らす兄妹の話。どうしようもない生活の中にも希望はあった気がする。そんな生活したくないけど。

■ドラマ「ベターゴールソウル シーズン1〜5」@Netflix
去年一気見したブレイキングバッドのスピンオフ。だけど本編を超えたぞ!的な感じで評判もすごくよかったのでみてみた。たしかにあのBBの世界なんだけどこっちはもっとまったり人間関係を追いかけていく感じやね。ジミーとチャック、ジミーとキム、どちらもすっきりはしないけどいい人間ドラマが見れた。最終シーズンはたぶん来年になるだろうけどシーズンごとにどんどん盛り上がっていく感じがあるからすごく期待できる。Twitterにも書いたけどこういう海外ドラマはBGMの選曲がいいよね。仕事が上り調子のキムと堕落していくジミーを画面2分割してSomething Stupidが流れて…っていうシーズン4のシーンはすごくよかった。さらにシーズン5でも同曲のハミングバージョンで2人はまた再開して…っていう流れもよかった。よかった。

当初今回のメモをつけはじめたときは2月上旬でまだまだコロナとか小さいニュースのひとつのような気がしたけどこの数ヶ月でガラッと世界が変わってしまったな…。とりあえず家にこもって生きてます。この先もどんどん苦しい状況になっていくと思いますが、みなさまもどうかご安全に。五輪は早よなくせ。中止だ、中止。

2019年9月〜2020年1月の鑑賞記録

5ヶ月ぶりか…いろいろあって思いっきり滞りましたがたまに書いていきます。主に自分用のメモに。とりあえず次回のあいトリがもう楽しみ。愛知でやれんのか。愛知でやらんと何トリやって話よね。そやね。

■エッセイ?「今日の芸術―時代を創造するものは誰か/岡本太郎」
赤瀬川原平とか横尾忠則が「若い頃刺激を受けた1冊です」なんて言ってるほどのレジェンド本。なんと1954年出版か…65年前…恐ろしく古い書だけど今読んでも全然古くない内容(ざっくり言うと型にはまったことばっかやってんじゃねぇよ的なやつ)。逆に言えば芸術に対する世間の目線は全然変わってないってことなんだろうなぁ…。細かい点を見ていけばム?と思うような違和感もあるけど全体的に共感できる1冊です。すごく読みやすい文体なので中学生とかに読んでほしい。

■あいちトリエンナーレ2019:9日目@愛知県芸術文化センター
【モニラ・アルカディリ】作品についても作家についても前提知識なしで見たんだけど…たぶんこれは前提がどうのこうのじゃないな…スッキリわかりやすいものをめざしてないのは自明だけど…それにしてもよくわからんかった…アフタートークで作家の人柄がすごく魅力的であることはわかったけど…うーん…あとはステージの上の方に日本語字幕がでるので目線が上に向きっぱなしでステージがしっかり見れんかったような印象もある。難しい。

■ドラマ「13の理由 シーズン3」@Netflix
前シーズンからそんなに期間はあいてないけど…ほとんど忘れた頃に次のシーズンがやってくるな…。でも見進めていくと、シーズン1のハンナのこととかもうほとんど関係なくなっちゃってるから…もう13の理由でもなんでもないやん!っていうのが最初の印象だけど今回みたいな犯人探しもこれはこれで面白かった。登場人物全員ちょっと嫌いかすごく嫌いになるような物語だけどな。シーズン4は…もういいやろ…別の作品としてやった方がいいよ…スピンオフがずっと続いているみたいな感じ。

■美術展「花模様の儀式 flower pattern ceremony/大石茉莉香」N-Mark
たまたまtwitterで情報を見つけて行ってみた展示。作家自身に説明聞くまでよくわからんかったけど、聞いてみるとそのよくわからなさを楽しめそうな気がした。ネットから拾ってきた悲惨なシーン(ここではスリランカのテロ)の画像を大きくプリントして水かけたり花を添えたりすることで、何かしら物質的に蘇らせる、っていうプロセスは現代的な慰霊の在り方を皮肉っているようで面白かった。スリランカのテロといえばちょうど昨年自分が訪れた教会も爆破されたりして胸を痛めてたんだけど…そこにより一層モヤっとした薄い罪悪感のようなものを被せられたような気がした。次作も気になります。

■美術展「友情の炎/弓指 寛治」@エビスアートラボ
弓指氏と学生時代からの友人による10年間の軌跡、ってだけ書くとよくわからんだろけどエモくてよかった。画家と写真家の作品が時系列で並んでるんだけど印象はすごくスポ根青春漫画的だった。

■あいちトリエンナーレ2019:10日目@四間道・円頓寺エリア
【円頓寺デイリーライブ】この日はオオヤユウスケ。ポラリスは以前から聞いてたけどライブは見たことなかったな…。主に弾き語りでカバーが多く、夕方の日暮れの商店街でまったり聞くのにちょうどよかった。ZAZENとかYUKIとかのカバーも懐かしくてよかった。

■映画「サバハ」@Netflix
伏線回収系ホラー、とでも言えるのかな。まぁ、うーん。なるほどね、みたいな感じで評判ほどのグッとくる感じはなかった。

■あいちトリエンナーレ2019:11日目@四間道・円頓寺エリア
【円頓寺デイリーライブ】この日は平賀さち枝。何度か見てるけどすっかり大人になって…と親戚のおじさん気分。現在32歳らしいけど若さと落ち着きが同居したような世界がよいです。相変わらず季節の歌ばかり歌ってるし、歌う前に「これは○月の歌なんだけど…」と前置きしてるから季節シンガーとしてかなり自覚的にやってるのかな。(でもやっぱり1stアルバムが一番すき)

■映画「哭声/コクソン」@Netflix
結末がよくわからん、と聞いて見てみたけどたしかによくわからんかった。宗教的な前提知識不足か…。全体的に良いと思えなかったけど國村隼は頑張ってた。

■あいちトリエンナーレ2019:12日目@愛知県芸術文化センター
【吉開菜央】映像プログラムのひとつとして鑑賞。痛々しい映像は決して嫌いではないけれど、この作品については出口のないモヤモヤというか、共感の隙を与えないような印象があった。あまりこういう人たちには関わらない方が良い、と思っちゃうような。被害者にマウントされて黙るしかない感じというか…。うーん…。

■あいちトリエンナーレ2019:13日目@愛知県芸術文化センター
【空族】空族の映画は初だったんだけど他もこういう感じなのか?ドラマ的に演じることでノンフィクションが嘘っぽく安っぽく見えて…それが効果的な話だったかというと…そうでもない気がする。どちらかといえばその後のトークの方が尺が長かったし青山 俊董老師を生で見れたのでよし。全面的に共感するわけじゃないけど話し慣れてる人の話芸には説得力あるなぁ。

■映画「牯嶺街少年殺人事件」@Netflix
やっぱ長すぎる映画はうまく消化できんな…(約4時間)。一つひとつのシーンが美しくていいんだけど…ちょこちょこ小分けにして見てたら誰が誰かよくわからんかったわ…。少年がプレスリー歌うシーンは特に素敵だった。

■あいちトリエンナーレ2019:14日目@四間道・円頓寺エリア
【円頓寺デイリーライブ】初の眉村ちあき体験。天真爛漫なキャラやなとは思ってたけど生で見るとやっぱすげぇね。でかい力とか勢いがある人ってこういう感じなんやろうな。そしてオタクへの絶大なる信頼がすごい。高い位置から真後ろのオタク側に倒れたりしててマリーナ・アブラモヴィッチの弓の作品みたいな愛を感じた。

■配信動画「芸術動画 - TOKYO 2021関連諸々」
結局展示には行けなかったけど関連動画で結構作品の概要とかがわかってよかった。たまにしか東京に行けないマンとしてはありがたい。でもTOKYOを外から見てるからこそこういう展示で色々モヤモヤしたかった。

■美術展「noise cancelling/鈴木薫」@エビスアートラボ
なんだかんだでたまたまタイミングがあうことも多く、鈴木さんの展示はよく見てる気がする。いわゆる技巧派ではないがゆえにコンセプトの置き方とかが気になるが、今回のは若干 ? な感じだった。トークも行ったけど控えめだったので、もっとガンガン喋ってるところ聞いてみたいな。

■あいちトリエンナーレ2019:15日目@愛知県芸術文化センター
【アレハンドロ・ホドロフスキー】ホドロフスキーのサイコマジックのロングバージョン?の上映。ホドロフスキー独自の儀式的なものを処方して患者のモヤモヤを取り除いていくような作品なんだけど…宗教ってこういうもののスケールでかい版なんだろうな、って感じた。真実とか事実とかそういうものとは違うレイヤーの世界。

■漫画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない/押見修造」
メルカリのポイントで買った漫画セットのうちの1冊。まぁ、無難な感動ストーリーって感じで個人的にはそこまで好きじゃなかった。確かに中高生向きの映画原作としてはピッタリではあるな。

■映画「ホドロフスキーのDUNE」@Amazon Prime Video
実現しなかった映画企画を振り返る、みたいなドキュメンタリーなんだけど、終始ホドロフスキーが楽しそうなのが良い!80代でこんなにワクワクしてるのは素敵だな。ちなみにデビッドリンチ版のデューンは見てないしこの先も見ないと思う。

■漫画「ちーちゃんはちょっと足りない/阿部共実」
メルカリ漫画セットシリーズ第2弾。ゆるい絵面の日常系かな、って思って読み進めてたんだけど徐々に主人公の罪悪感がこちらにもこびりついてきて、最終的にいいモヤモヤが残った。決して派手さはないけれどジワジワモヤモヤする。ジワモヤる。ジモる。

■雑誌「IMA 2019 Autumn Vol.29 - 川内倫子のまなざし」
いままで断片的にしか川内倫子の作品見てなかったけど、こうして俯瞰すると良いな…。作風的に写真学生とかに真似されがちな気もするけどそれだけ普遍的でもあるってことはすごいってことなんだろうな。写真集はイルミナンスだけ持ってます。

■ドラマ「フリーバッグ シーズン1&2」@Amazon Prime Video
痛い感じの女性のドタバタストーリー。近寄りたくないけど嫌いじゃないキャラ。まぁまぁ面白かった。

■美術展「PERSISTENCE / 新井五差路 百頭たけし 藤林悠」@山下ビル
以前から気になってたメンツなので名古屋に巡回してくれてありがたかった。アーツ前橋の若山氏を交えたトークも興味深かったがオーディエンスが少なすぎって居心地は微妙だった。もっとガシガシ質問とかすればよかったな。そもそも今回のテーマである「風景」についての3人の考えがあまり聞けんかったし。アート村と写真村の境界を見たような気もした。

■あいちトリエンナーレ2019:16日目@豊田市駅周辺エリア
【ホー・ツー・ニェン】喜楽亭再訪。今回は時間をかけてじっくり鑑賞できた。あいトリ全作品中ナンバーワンの人気作だったようだけど、たしかにじっくり丁寧につくられててよかった。この場所でやる意味もあるし。とはいえ施設の特殊性でごまかされている部分も結構ある気がする。軍艦マーチでおっさんがテンケテンケ言ってるシーンが一番印象深い。【トモトシ】今回は過去作コーナーを見にいった。やはりミスターサイトスペシフィックとして面白いな。今度の個展も行きたいけど多分行けない。

■漫画「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々/阿部共実」
ちーちゃん〜〜に比べてよくなかった。ちゃっちゃと読み飛ばしたくなる感じだった。

■あいちトリエンナーレ2019:17日目@四間道・円頓寺エリア
【円頓寺デイリーライブ】柴田聡子をひさしぶりに見た。見るたびにいい感じの進化をとげてる。でもちょっと喉がきつそうな気も…歌い方やキーを変えた方がいいのでは…。年取っても歌い続けて欲しいな。安室奈美恵のベイビードントクライをカバーしてたのがとても良かった。

■漫画「母さんがどんなに僕を嫌いでも/歌川たいじ」
メルカリでまとめて買ったやつのひとつ。なんとなくイメージ通りでさほど新しさはなかった。

■写真展「DISTANT DRUMS / 濱田英明」@On Reading
いい感じの写真を撮る方だとは思ってたけど案の定いい感じの写真で、一切否定的な気持ちはないのだけれど、自分には引っかかるものも一切なかった。

■映画「ワンダフルライフ」@Amazon Prime Video
昔見たけどアマプラで観れるようになったので。もやもやした世界観とぎこちない役者たちの演技が好きです。ただこんなさらっとした終わり方だったっけっていうくらいフッと終わった印象。

■映画「search/サーチ」@Amazon Prime Video
これはレンタルで見たやつ。緊張感ある展開だったけどハッピーエンド的な終わりがしっくりこなかった。

■美術展「レプリカント/札本彩子」@N MARK B1
食品サンプルをつかったオブジェ?的なやつ。グロいけどユーモラスで面白かった。食べ物とそうでない物の境界について考えさせられた。結局人間が食べたらそれはもう食べ物なんよね。そこには食欲という個人的な欲求があってなんたらかんたら…。

■写真展「 All Along The Watchtower / 迫 鉄平」@エビスアートラボ
動向の気になる迫さんの展示。前半は?な感じだったけど後半のCMYKを分解したようなプリントはなぜかお札のような権威を感じて面白かった。デタラメな国のお札、って感じだけど。

■映画「ゼロ・グラビティ」@Amazon Prime Video
静かでも意外と見飽きない。でもさほど深く好きになるような作品でもなかった。

■あいちトリエンナーレ2019:18日目@シネマスコーレ
【カンパニー松尾】「A DAY IN THE AICHI」10年くらい愛知に住んでなんとなく触れていた色んな点がス〜っとゆるやかに繋がるようなほっこりした内容だった。結果的にあいトリのなかで最も長時間の鑑賞プログラムになったけど見てよかった。山口さん大活躍!

■映画「グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル」@Netflix
中身には興味があるんだけど…見せ方の問題なのか、見るのがだんだんめんどくさくなってきた。SNSの政治的恐さはちゃんと知っとかんといかんな。

■映画「6歳のボクが大人になるまで」Amazon Prime Video
めっちゃ大きな事件はないけど人生には分岐点がいろいろあって少しずつ転がっていくことを実感するいい映画だった。急に時間が飛ぶけどぼーっと走馬灯のように見れる。死にたくない。

■あいちトリエンナーレ2019:19日目@愛知県芸術文化センター
【小泉明郎】VRを活用した作品「縛られたプロメテウス」。観れて?体験できて?よかった。これからVR作品も増えていくだろうけどその原点になりそうなシンプルな力強さがあった。ネタバレするとあれだから詳しくは言わないけど意外とシンプルな前半後半の仕掛けで新しい世界が見えた気がした。

■映画「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」@Netflix
たしかにこれは蛇足オブ蛇足だ。ファンサービス映画にしても…ちょっとこれは…。

■思想誌?「ゲンロン10」
後半はこちらも集中力が欠けてしまったけど、評判の良い冒頭のエッセイはすごく興味深かった。正義とか悪とかの二元論ではなく、そこに時間軸が加わることで見えてくる、もしくは見えなくなるものについて考えた。

■映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」@Netflix
アメリカの少年の映画っていいよね、と思ってみたけど…まぁまぁ。という感じ。なんとなく世間的に評価されそうな感じも分けるけど。よくこういう映画に出てくる小賢いガキは好き。

■ドキュメンタリー「眠りに生きる子供たち」@Netflix
そんなことがあるんだ…という感じ。つまらなくはないけど特別面白くもなかった。

■リアリティショー「バチェラー シーズン3」@Amazon Prime Video
まさかこんな終わり方が…でもまぁ人間らしくて面白いからよし。なんだかんだで結局「別れました…」みたいなニュースが1年以内に流れるんやろうね…。

■エッセイ?「路上観察学入門/赤瀬川 原平 ほか」
路上観察自体は個人的にもそういう目線で街を見てるつもりだったけど、「考現学」っていう言葉で括られるとより趣深くていいな…。今の時代にあわせて書くとまたテクノロジーの広がりとともに新しい観点が色々あるんやろうね。

■アニメ「ボージャックホースマン シーズン6(の前半?)」@Netflix
シーズン5まで一気に見たからだんだん疲れてきてたけど、ちょっと間を空けて新シーズンを見るとやっぱりよかった。鬱展開が多いけど、全体としては人生を肯定してる感じがする。馬にも猫にも人にも色々あるんやなぁ。

■ドラマ「このサイテーな世界の終わり シーズン2」@Netflix
シーズン1で主人公死んだやん!生きてる?こんなん蛇足に決まってるやん。って思ったけど元々この主人公2人のキャラが好きなのでシーズン2も楽しめた。蛇足感もそんなになく、1話1話も短いからサクサク見れたし。Netflixのドラマでは個人的にはベスト5に入るくらい好き。アリッサの冷たいWhat?のセリフがいい。

■リアリティショー「さよならプロポーズ」@Abema TV
アベマのこういう番組はほんとオシャレにつくってるよね…あんまリアリティーは感じないけどみんな幸せそうでおめでとう、な結果。

■映画「彼女がその名前を知らない鳥たち」@Netflix
後半でだんだん上手くまとめました映画、な感じになってきてあまり好きじゃなかった。蒼井優にもうひと暴れして欲しかった。

■エッセイ?「テーマパーク化する地球/東浩紀」
なんといっても読みやすいのがいいね。哲学的なテーマなんだろうけど読みやすい。それすごく大事。こういうのもっと読んで自分の中にいろんなタネを蒔いておきたい。いますごく抽象的なことしか言ってないけどオススメです。

■ドキュメンタリー映画「i 新聞記者」@ミッドランドスクエアシネマ
twitterで見た評判の受け売りだけど、たしかに菅官房長官を主役だと思った方が人間味あふれてて面白いのかも。国には失望しかないけど。

■映画「愛なき森で叫べ」@Netflix
園子温がやりたいようにやった、という印象だけど逆に園子温カラーが前面に出過ぎててあまり新しさは感じなかった。そもそもストーリーもめちゃくちゃだし。悪い冗談を一生懸命つくってる感じだけど…10年以上前からあまり進化してないような…。うーん…。

■エッセイ?「へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々/鹿子 裕文」
積ん読の1冊をようやく消化。福岡にいた頃に知った懐かしい固有名詞が出てきて個人的にはちょっとノスタルジーな視点で見ちゃったんだけどドタバタ奮闘ぶりは面白かった。こんなの介護の現場のリアルじゃない!って声もある見たいだけどたしかにそうなんだろうな。あくまでも思い出として懐かしむような本なのかも。

■雑誌「IMA Vol.30 ~アレックソス特集~」
アレックソスについてあまりしっかりテキストで読む機会がなかったのでちょうどよかった。ただしフェイバリットになるような作家ではない気がする。いいんだけど、まぁみんないいっていうよね、っていう作品。作家性?個性はあるようでないような…だからこそ被写体に目がいくんだろうね。

■ドキュメンタリー「ワイルドワイルドカントリー」@Netflix
長いな、これまた2時間にまとめろ系だな。色々経緯はあったのもわかるけどもっと端折れるだろ。新興宗教とそこに集まる人、っていうモチーフはとりあえず面白い。

■映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」@Netflix
アスリートって常人にはわからない狂気の世界を生きてるんやろうね…って思ったけどほぼクズの旦那のせいか…。

■ドキュメンタリー「シュガーランドの亡霊たち」@Netflix
興味深いテーマだけどちょっと短すぎて物足りなかった。いつもとは逆の感想。

■映画「バーフバリ 王の凱旋」@Netflix
見よう見ようと思って結局1作目を見ないママに2を見てしまった。だけど大体予想はできる。まぁ近年のインド映画のエンタメ力を結集しました!って感じでそういう気分のときはちょうどいいんだろうね。(CGは結構チープ)。なんとなくマーベルのブラックパンサーを思い出したけどブラックパンサーの方が完成度はすごく高い。

■映画「マッドマックス 怒りのデスロード」@Netflix
これはもう漫☆画太郎やん。むしろ逆か。マッドマックスの世界観が色々な作品に影響与えたんやろうね。バカみたいにギター弾いて太鼓叩いて走るトラックは爽快だった。ストーリーは限りなく薄い。

■映画「光(河瀬直美監督の方)」@Netflix
見えるとか見えないっていうテーマもそうなんだけど、主役の女性がやってる音声ガイドの情報量の加減とかは、芸術作品でよく言われるどこまで説明すべきか、っていう議論にもつながるな、って思ったり。個人的には説明できることは全部説明すればいいじゃん派。

■映画「スパイダーマン ファーフロムホーム」@Amazon Prime Video
蛇足といえば蛇足だし、MCUの区切りとしては必要だったような気もする…。まぁ次作も気になるといえば気になる。

■ドキュメンタリー映画「ホームレス理事長」@シネマテーク
ついに見れた!理事長が中心ではあるんだけど一人の少年の悶々とした浮き沈みも良かった。青春やね。

■映画「愛がなんだ」@Amazon Prime Video
もやもやするけどウキウキもする。岸井ゆきののキャラがよかった。こういうカップル世の中に腐る程いるんだろうなぁ、と思わせる映画だった。

■映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」@Netflix
タイトルだけ知っててずっと見てなかったんだけどこういう話だったのか。ちゃんと作られた映画、って感じするけど特に好きではなかった。

■映画「カランコエの花」@Amazon Prime Video
めっちゃ短くてテーマもシンプル。でもちょっとシンプルにさせすぎじゃないか。

■ドキュメンタリー映画「劇場版 さよならテレビ」@シネマテーク
地上波版も見たけどだいぶシーンが足されててじっくり見れた。ドキュメンタリーやジャーナリズムの輪郭がボヤッと見えた気がする。派遣の彼にはイライラするけど上手く生きてほしい。

■映画「ア・ゴースト・ストーリー」@Amazon Prime Video
噂通り心地よい悲しさだった。人生って脆くて短いものなんやね。だからこそその外側に別の世界を設定したい気持ちはわかる。神とか幽霊とかってそういう機能的な存在よね。

■エッセイ「資本主義リアリズム/マークフィッシャー」
決して読みにくくはない文体なんだけど、たぶん1割くらいしか頭に入って来てない。前提がわかってなさすぎる。いかんな。

■映画「希望のかなた」@Amazon Prime Video
相変わらずカウリスマキ映画は静かやね…音楽も結構鳴ってるけど基本的に人が静か。でもそれが逆に語るんよなぁ…。こういう生活とか社会に張り付いたような歌、日本ではあまり聞く機会がないな。

■映画「秋刀魚の味」@Amazon Prime Video
久しぶりの小津映画。写真を自分で撮るようになってから見るとこの構図のこだわりはものすごく神経質な印象だなぁ…。日常を描いている、っていうイメージだったけどそれを不自然なまでにガチガチにつくることによって現実と乖離させようとしているようにも見える。軍艦マーチが悲しく響く。

■映画「乱れる」@Amazon Prime Video
古い映画つながりで成瀬巳喜男も見てみた。昔どれか見た気がするけど全然覚えてなかったわ。これはラストが印象的だけど無理矢理悲劇で終わらせようとした感じもする…。レイコさんをスッと消す感じの方がいい余韻が生まれるんじゃなかろうか。とはいえ家とか制度に縛られるって大変なことやね…。

■配信動画「芸術動画 「和様の書」とは何か? ――現代の書と美術の可能性を語る」@ニコニコ
全然興味ないテーマだったけどうどよし氏の語りの面白さもあってすごく惹かれた。書道の堅苦しさにすごく真っ当にメスを入れる感じ。

■映画「生きているだけで、愛」@Netflix
近づきたくないけど映画で見る分には興味深いキャラ、を趣里が上手く演じてた。ストーリーはさほど良くなかった。

■映画「ポルノスター」@Amazon Prime Video
以前から見よう見ようと思ってた豊田利晃監督のデビュー作。棒読み役者ばっかりだけどヒリヒリした緊張感があって不思議。自分のイメージする渋谷はこういう町だけど今はもっとクリーンなんやろうな。

■映画「青い春」@Amazon Prime Video
豊田利晃監督つながりで青い春も。たぶん学生時代に見て以来2回目。こっちの方が原作があるせいかストーリーもあっていいな。不良文化は基本的に嫌いだけどどうしようもないクズのモヤモヤは好き。懐かしかった。

■ドラマ「セックスエデュケーション シーズン2」@Netflix
シーズン1もよかったけど2もよかった。いろんな人種とか性的嗜好の人がいてそれぞれいいところも悪いところもあってそれが人生で素敵やん。全然具体的じゃないな。とりあえず現代的な学園性春モノです。

■映画「マリッジ・ストーリー」@Netflix
評判良かったみたいだけど辛さがほとんどでそんなに好きじゃなかった。感情的には影響力強いんだけど…リアルなのかもしれんけど…うーん…。

■配信動画「弓指寛治×東浩紀「『悪の愚かさ』と芸術 ー アートにいまなにができるのか」」@ニコニコ
いま最も勢いのあるドキュメンタリー画家?と東氏のトークショー。これまでに断片的に見てた情報がスッとつながった。この人ほんと持ってるな…。苦節の時代もあったんだろうけどここからもっと面白いことになるんやろうな。今度セウォル号事件にも取り組むらしいので興味深い。

■映画「泣き虫しょったんの奇跡」@Amazon Prime Video
ついでに豊田利晃監督作をもう一本。これも評判いいみたいだけど実話ベースだからかちょっと普通のいい話、という印象だった。将棋とかにハマる子どもは好き。

■映画「若おかみは小学生!」@Amazon Prime Video
悪い話じゃないけどものすごく物足りなさを感じた。評判はいいみたいだけどどのあたりが評価されてるのかわからんかった。

■映画「ジョーカー」@Amazon Prime Video
こっちは評判通り安定した面白さがあった。でも安易に現代的な問題とリンクさせながら悪を肯定しすぎているような気もする。アーサー以外のピエロのお面の奴らにこそもっと光を当てるべきストーリーがある気がする。これはこれでいいんだけど。

■ドキュメンタリー映画「禅と骨 Zen and Bones」@Amazon Prime Video
複雑な出自を持つ破天荒な僧の人生を辿るやつ。まぁまぁ、という感じだが反抗期がずっと続いているような中年の娘とのやりとりが面白かった。